冬になって年末が近づくとアレがやってきます・・・。
忘年会
ゴリゴリの理系でメーカーの技術や開発に就職した人ならば、幹事をやらなくとも問題は少ないかもしれません。一部、体育会系の職場は別としてです。
商社や広告代理店の様なモノを作っていない。人との関係性が仕事を左右する業種にいると、この飲み会での仕切りで仕事ができる・できないを判別されることもあります。
たかが飲み会、です。
会社から最寄り駅、そこそこの人数があって個室か仕切りのある部屋、上司の嫌いなジャンルの料理が出なくて飲み放題が付けられるコース料理の店などここで上げた条件は一例ですが結構な手間ですよね。
デートをするのにおいしいお店を探すようなワクワク感はここには一切ありませんよね。
加えて新人だと上司・先輩から仕事のお説教される事もあるかと思います。
プライベートな時間を使ってお店を探して、聞きたくない話で3時間、下手すれば夜中まで拘束されて最悪タクシー帰りで出費なんてした日にはなんて日だ!と思うのもわかります。
だからこそ、ミスしても許される新人のうちにとっとと飲み会の幹事を経験してしまうことです。
そうすると幹事慣れしてしまい飲み会ごとのストレスがグッと減ります。
たかが飲み会ごとき、ストレスを感じるのアホらしくありませんか?
仕事が出来ないからこそ、飲み会の仕切り上手になる
その業界で10年、20年やってきた人と入社して間もない新入社員・中途社員が勝てるどころか肩を並べるのも難しいと思います。
保険営業や分譲マンションの不動産営業だとまた事情が違うのかもしれませんが、BtoBでモノを扱う企業だと経験が物を言うとなるとその力の差をひっくり返すのは並大抵のことじゃありません。
でも、飲み会の幹事なら誰でもできるけど、誰もがやりたがりません。
そこで盛り上げ役になったり、ちょっとした気遣いができると先輩から「コイツ、目があるな」と思わせやすいです。
仕事で周りとの競争に打ち勝って結果を出すよりも、先輩のグラスに入ったらお酒が1/3切ったら「次、何飲みますか?」と聞く気の利くヤツになる方が圧倒的に楽と思いませんか?
会社の飲み会の場所や司会の流れはおおよそ決まっていて、最初は戸惑っていても2、3回やれば慣れて自然に回せる様になります。
スマートにこなせる様になれば、仕事ができるできないは別にしてもそこで役割ができるようになります。
体育会系的人間関係が身につけられる。
僕は非体育会系出身ですし、そういう体育会系のコミュニケーションが極めて苦手でした。
飲み会の振る舞いはもちろん、その翌日、朝一番に出社して先輩が来たら「昨日はありがとうございました」なんて言って、ペコペコ頭下げる猿芝居とバカにしていましたしね。
まず、幹事をやるとなると、必然的に上司の好む店や会のやり方について先輩に聞いて教えてもらいます。
そんなことを教わらなくても学生時代から飲み会を仕切ってきたのならばいいかもしれませんが、僕の様な大学時代は飲み会に誘われなかった人は自分で勝手に決めず、まずは年次がちょっと上の先輩の意見を聞いて、慣例がどんなものなのかを確認します。
今の上司の嫌いな食べ物、場合によってはお店があったりします。
前にいた会社で飲んだ際に暴れて店内を傷つけた結果、出禁になったお店がありまして、そんなお店を予約してしまったら大変なことになりますよね。
ある程度の飲み会のお店、費用等が決まったらタバコ休憩、昼休み、残業終わりを見計らって軽く上司に飲み会の概要を話しておくのが無難でしょう。
そのあとは同僚に直接出欠確認をします。
その確認作業をすることでコミュニケーションを深め、先輩・後輩という関係をより強くします。
一番楽なのは飲み会の候補日をみんなにメールで送り、ホットペッパーでお店を予約するのが一番楽ですが話しかけて、ちょっとしたやりとりが手間ですが雑用をしっかりこなすかわいがられる後輩なのです。
おわりに
書いてて思いますが、僕は体育会系な振る舞い、やり方が嫌いです。
未だに、こんなことはアホらしいと思いながらも、こういうやりとりが出来ると気が利くと評価される場面もあります。
振る舞いができなくて嫌われることがあっても、しっかりできれば相手から飲み会ごときで不当な評価を受けずにすみます。
会社での顔、しっかり作りましょう。
最初は違和感があっても、こなしていくうちに自然と身につくものです。
忘年会もすぐそば、新入社員・中途採用で入られた方は幹事、自分から手を上げてやってみてはいかがでしょうか。