まず、これをご覧ください。
画像ですがitrust インド株式を販売しているピクテ社からの引用です
当初、基準価格が¥10,000あったものが、ついに¥9,000と1割程度の減少となっています。
下記でitrust インド株式を購入にいたるまでを記事にしました。
インドの経済発展とともに、預けたお金が同様に発展してくれることを願ってiTrustインド株式を購入している中山ですが、この状況から今後も保有すべきか悩んでいます。
新興国株式全体の下落が影響
米中貿易戦争の懸念から、2018年は新興国株式が下落しています。
それ以外の要素、トルコショック等もありましたがそれらが企業業績にもマイナスの影響が懸念されています。
この投資信託においても、上記要因から基準価格が下がっているとみていいでしょう。
燃料価格の引き下げ
政府主導でガソリンとディーゼルの燃料価格を最大5ルピーの引き下げが行われました。燃料高騰により、ストやデモが行われていたインド、政府が対応をとった形となりました。
この燃料価格引き下げによりエネルギー関連企業も影響を受ける形でマイナスとなったのも要因のようです。
不良債権問題への懸念
8月下旬、インドのインフラ開発・金融大手のIL&FS社(非上場企業)がデフォルト(債務不履行)を起こしました。負債総額が日本円で約1.5兆円と規模が大きく、国有銀行からの借り入れが多かったため、国有銀行の不良債権の増加や、住宅金融やノンバンクへのデフォルト拡大が懸念されたことが直接のきっかけと思われます。また、年初来、 インドルピーが下落トレンドにあったことで、市場心理が弱気に傾きかけていたことも影響したようです。
(野村アセットマネジメント 「インド株式市場の下落について」より)
9月以降の大幅なインド株式の下落は新興国株式に引っ張られた部分もありますが、大手企業のデフォルトによる不良債権の増加による影響もあったようです。
今後の展望ははたして期待できるのか
基準価格の大幅な減少に合わせてピクテ社でも「来年の総選挙を控えたインドの現状。そして、今後の展望」というレポートをホームページに公開しています。
来年の総選挙を控えたインドは足元、様々な問題も抱えています。こうした中でも、構造的に成長が期待できる注目の銘柄や分野はインド株式市場の中に多く見出すことができます。様々な内外の問題を受けて、インド株式市場全体が下落した場合には、有望な銘柄の投資の好機となる可能性があると考えています。
ピクテ 来年の総選挙を控えたインドの現状。そして、今後の展望より引用
中長期で見るとインド経済は伸びていくだろうから、短期的に株価が下がっている今買ったほうがいいよということでした。
そんなことわかっとるわい!という方も多いかと思いますし、今後、iTrustインド株式で組み込まれている株が伸びるかどうかもわかりませんしね。
ただ、一過性の市場の急落というのもまた事実でしょうし、インド株式を含めた新興国株式自体が以前の水準かそれ以上になる可能性の方が高いと踏んでいます。
なので、あと、2〜3年はitrust インド株式保有、積み増しについては検討といったステイでいきたいと思います。
最後に
iTrustインド株式が公開されたころはあんなに宣伝広告がネット上に出ていたのに、あまり投信ブロガーに取り上げられませんよね。
手数料の安いインデックスファンドが花形とするなら、アクティブファンドを積極的に取り上げるブログは少なくなるのもわかりますし、そもそも、iTrustインド株式の手数料自体が割高なのも影響していると思います。
加えて、ガイアの夜明けにも取り上げられたレオス・キャピタルワークスのひふみ投信についても、今年は振るわずで価格をかなり下げており、アクティブファンドにとって2018年は辛い1年となった会社が多かったのも一因ではないでしょうか。
そんなiTrustインド株式を当ブログでは今後も少しずつ取り上げていければと思います。
そして、ピクテ社のiTrust インド株式のレポートはどれもなかなか面白くて、経済的なことをアナリストが細かく書いている記事よりも、実際にインドの農村に行ってみたみたいなyoutuberがやりそうなことを丁寧にまとめていて読んでいて、応援したくなります。
ピクテ社のホームページを貼っておきます。
来年からインド、新興国で少しずつ明るい話題が増えていけばいいなと思います。
最後までご覧いただきましてありがとうございました。