読書会がキッカケで参加者同士または主催者と参加者が付き合うことはあるのかと尋ねられると5年間で10組以上見ています。
中には結婚までこぎつけたカップルも多数いまして、趣味が一緒だと付き合った後もうまくいく傾向にあるのかもしれませんね。
そんな本だけじゃなく人との出会い、あわよくば異性と仲良くなれればと参加する人もいる読書会ですが、怪しいビジネスに誘い込みために活動している方が多数います。
せっかく、趣味の会で仲間を作りたいのに、彼ら彼女らのビジネスを広げる餌として読書会を使うのは許せません。
といいましても、ガードを固くすれば何の問題もありません。
今回はそんな読書会でビジネス目的に近づいてくる人への対策を書いていきたいと思いますので最後までご覧ください。
ネットワークビジネス(MLM)の温床
物販系のネットワークビジネス(MLM)、マルチ商法でもいいですが、ここでは会社名を挙げませんが口コミでモノの良さを伝えて、どんどん子会員を拡大しモノを販売していきます。
ネットワークビジネスの良し悪しについて、ここでは語りませんが読書会を自分のビジネスの勧誘しようとすることがNGなので実例を書いていきます。
まず、別の参加者に「めっちゃ尊敬できる人がいるんだけどあってみない?」「料理教室にこない?」「50人で二子玉川でBBQやるけどどう?」、意識高い系だと勉強会、ウェーイ系だと遊びに誘ってきます。
たとえば、料理教室ですとその会社が販売する調理器具や食材を作い、試食が終わるとその後にグループの上位にいる人からビジネスを一緒にやろうとクロージングをかけてくるまでセットになっています。
ここで注意しなければならないのが、流れてきた参加者が別の参加者に勧誘をするというより、会を主催する主催者が勧誘しているケースの方が多いです。
自分が主催した読書会だと、ネットワークビジネスの勧誘をやろうが出禁になりませんからね。
メモ
保険営業の拡販
外資系の保険セールスの方が読書会に参加して、参加者を自社の保険を販売しているのは何人か見ています。
しかも、主催者仲間が参加者に紛れた外資系大手保険会社のセールスにまんまとかかって、生命保険に加入していました。警戒している主催者ですら保険に入ってしまうくらいだから、保険のセールスパーソンの営業力も侮れません。
ちなみに、読書会ではない勉強会で紛れ込んでいた保険セールスパーソンは参加者に営業をかけているのが即バレて出禁になりましたが、社内で月間チャンピオンになるくらい優秀な方だったようです。
こういうイベントで人脈を広げてゴリゴリ売るぐらいじゃないと生き残れない業界なのかもしれません。
キャッシュフローゲームはネットワークビジネス(MLM)が多く生息
読書会とは少し離れますが、キャッシュフローゲームというのがあります。
ロバートキヨサキ氏の「金持ち父さん、貧乏父さん」という有名書籍を体感する目的で作られたゲームです。
「金持ち父さん、貧乏父さん」がネットワークビジネスを勧誘する上で利用されることが多く、それを体現するキャッシュフローゲームを通じて不労所得や権利収入のすばらしさを実感させてからの勧誘につながるパターンが多く見られています。
「金持ち父さん、貧乏父さん」自体はすばらしい本なのですが、本書を読書会で勧めるとネットワークビジネスをやっているんじゃないかと疑われてしまうぐらい、ネットワークビジネス勧誘においては経典のようになっているのです。
注意書きに勧誘禁止を掲げている会を選ぶ
では、どうすればネットワークビジネス、宗教、保険営業を避けるかというと読書会の注意書き、禁止事項にビジネス目的、宗教などの勧誘を禁ずると書いてあるのかどうかを確認します。
ビジネス禁止と書いていても主催者がネットワークビジネスで勧誘をしている会を知っているのでなかなか厄介です。ここまで来ると詐欺師寄りですよね。
禁止事項で書かれていれば全てが防げるわけじゃありませんが、ほぼ防げるんじゃないでしょうか。
直接、ネットワークビジネスをやっていないか聞く
対策としまして、僕はグループ全員がいる前で以前ネットワークビジネスの勧誘を受けた話を面白おかしく話します。
それで主催者や周りの参加者の顔色や押し黙ったりするのかを観察すると大抵わかります。
1つの会で8人参加者がいれば1人ぐらい紛れていることも珍しくありませんから。
東京のイベント主催者でネットワーク、保険、宗教の勧誘している主催者、参加者はリストアップされている
ビジネス、保険、宗教勧誘している人はリスト化されています。
今ネットワークビジネスに勧誘しているあなた、多分、名前は出回っていると思った方がいいですよ。
読書会に限らず、食事会、勉強会でも一部主催者同士がつながっていてリストがまとめられています。
ビジネス勧誘している当人は知らないでしょうが、ほぼほぼ把握されています。
僕も2年程度遠ざかっていますが、先月も参加者仲間からある主催者から尊敬する人を紹介するとネットワークビジネスの勧誘を受けたと報告いただいています。
本が好き、人との出会いを大事にしたいからこそビジネスはいらない
ビジネスはビジネス。読書会は読書会です。
会を通じて、共通の趣味の読書で意気投合して、イベント後に遊びに行く、飲みにいく、カラオケにいくのはいいことだと思います。
それを私利私欲のため、本来の趣旨と異なることをして場を歪める行為はやめてほしいです。
わざわざ、読書会に潜入して営業をかけなければ売れない商品ってはたして必要なのか疑問に感じます。
読書会は本を通じて、出会いがたくさんある
ビジネス目的のゴミみたいな出会いばかり紹介してきましたが、その実、ほとんどの方は本好きの善良な方達です。
毎週合コンや街コンに行って薄いサワーと冷えたフライドポテトを食べながら、LINE交換するんなら読書会に参加して、今まで知らなかった本を手に取ったり、趣味仲間を見つけたり、うまくいけば恋人ができることだってあります。
読書会で法人化した猫町倶楽部さん。40組異常のカップルができているとのことです。
彼氏彼女、結婚相手を作ることが全てではありません。
メインは読書、それを通じて人とも繋がることができればすばらしくありませんか?
最後に
- 常連の参加者が多すぎる
- 金持ち父さん貧乏父さん押しが強い
- 人生をよりよくするなど意識が高すぎる
こんな読書会は疑ってかかるべきです。ビジネス書をガチで向き合う読書会がありますので迷惑極まりないですね。
常連の参加者と主催者がグルになって勧誘しているケースも聞いています。
個人的にオススメの読書会はいくつかあるのですが、タイトルに読書会に出会いはあるがとつけましたので出会いオンリーで参加となると読書会に迷惑がかかるかもしれませんで割愛させていただきます。
僕のtwitterに連絡いただければ、少なくとも主催者がネットワークビジネス、保険、宗教勧誘をしていない参加者が楽しめる読書会を紹介します。東京限定となりますが。
今回、この記事を書いたのは読書会=ネットワークビジネスの温床という印象を持たれている人がそれなりにいること、参加した読書会でビジネスの勧誘を受けて2度と読書会に行かないとトラウマになっている方がいるのを知り書きました。
繰り返しますが、読書を通じて人生を豊かにする以外の目的で介入すべきではありません。
もし、ビジネス、宗教、保険の勧誘を目的とした会を見つけた場合はいち早く、そこから抜け出しましょう。
最後までご覧いただきまして、ありがとうございました。