東邦銀行は6月1日から行員の兼業や副業を認める。同行の「働き方改革」の一環で、従業員の多様な働き方や生きがい向上の取り組みという。地方銀行が兼業や副業を認めるのは珍しい。
閉鎖的なイメージの地方銀行までもが副業解禁という流れは、もう1つの職場で一生働く時代ではなくなっているのでしょう。
新卒で入った職場を定年退職まで働く人が少なくなり、今の職場とは別の仕事、副業で稼ぐのも一般的になっていくのだと思います。
僕のいる職場では副業をしているとか、不動産投資をしているみたいな人はいません。
上記記事の東邦銀行でもなんでも副業してOKというより条件付きかつ報告義務がある限定的副業で、社員の働き方の多様性を認めて、より働きがいを与えることができるというのが表向きなんだと思います。
一方で、今までのような年功序列に給料を上げていくことができないので不足分を自分のスキルで副業をして補ってくださいとも読み取れます。
国が老後は年金だけで生活できるというのを捨て、60歳以降に受け取れる確定拠出年金しかり、個人がなんとなく働いて、生活していると気づいたらお金が足りないなんていう自己責任時代に突入した感があります。
前置き長くなりましたが、そんな自己責任時代で生き残るために、アーリーリタイアできる基盤づくりを2020年から始めたいと思います。
アーリーリタイアしたい理由
幸いなことに30台前半で現金にして1,000万円、金融資産1,500万円突破することができました。
この1,000万円という大台に乗せられたことは日々の精神的安定につながっています。
一方で、このまま貯金を続けたとしても、決して将来の安心につながらないことにも気づきました。
1,000万円を銀行の定期預金にしたところで年間1,000円程度の利息がつくかどうか。
銀行に放置しているだけでお金が増えていくことはありません。
一定の割合、半分とか1/3でもいくらでもいいのですがリスクがあっても利回りが見込める投資をすることでお金をさらに増やしていきたいと考えるようにもなりました。
実際にアーリーリタイアできるほどの資産をたとえば50歳に定めたとして、それまでに作れるのか?と問うとその時の世界経済や日本の不動産状況にもよるのでなんとも言えません。
自分ではどうにもできない外的要因があります。
しかし、50歳までに残りの人生生きていけるだけの資産形成を目標にしていくことで、定年退職まで働くことになっても残りの人生、過ごしていけるだけの資産を築いているとも思うのです。
ちょっと厳しめの目標を置くことで失敗しても、そこそこの結果を出すことができます。
アーリーリタイアできる資産を作ることは決して難しいことだとは思いません。簡単ではありませんが、10〜20年の継続できれば可能と踏んでいます。
メモ
今、年収400万円未満でもアーリーリタイアは可能だと思います。80歳まで働き続ける人生は辛くありませんか?
資産を増やす
資産を増やす。よく言われますが、ここでいうのは貯金するという意味ではありません。
不動産投資、株式投資等々、年利5%程度で回すことができる資産を増やしましょう。
3,000万円を利回り5%で運用→1年あたり150万円
それを20年続くと複利効果で7,960万円
利回り5%、それも20年下がることなく続くなんてありえません。
絵に描いた餅ではありますが、20年を均せば5%前後取れる金融商品はあります。シンプルに考えると築古アパートを買って自分でリフォームするとか、自分の時間と手間をかけるのも手段の1つです。
8,000万円も資産、さらに今後もその資産がお金を産み続けると考えると、そのお金と不安なら週に3回程度のアルバイトをするぐらいで余裕で食べていけます。
生活に年間400万円かかるとしても20年は暮らしていけますし、そのうち年金も支給されます。
3,000万円を利回り3%で運用→1年あたり90万円
それを20年続くと複利効果で5,418万円
利回り3%でも5,000万円はこえます。5,000万円だとアーリーリタイアはちょっと怖い・・・という人もいるかと思います。
30年にしてみると7,282万円、30台なら定年退職頃にそれだけのお金が手元にあれば老後の不安も小さくなりますよね。
ただ、元手のお金、これはしっかり積立なければなりません。仮に50万円を元手にして利回り5%だとしても20年で80万弱ですから、お金を貯める習慣を身につけて、お金がかかりづらい20〜30台、できれば独身時代にお金は貯めておくべきです。
ポイント
株式、不動産などで資産ができていくと、経済にも興味が持てるようになります。自己成長にも一石二鳥です。
お金を貯める秘訣は20台のうちの固定費削減
20代、独身時代だとどれだけお金がかかるか計算するのが簡単です。
家賃、食費、光熱費、交際費、英会話など、おおよそ月の出費がわかると思います。
結婚すると、婚約指輪、結婚式、新婚旅行、新居引越し、家電購入、出産など、様々なお金がかかるイベントが増えます。
そういうところをケチりたくないという旦那さん、奥さんも多いと思いますし、友人の話を聞くとお金に対する価値観でケンカになったりすることもあるそうです。
自分ではどうにもできないパートナーとの関係性による出費はどうしようもないことです。ここで関係性がなくなるようなことをする方が損害が大きいですよね。
独身時代、特に後輩におごったりすることが少ない20代のうちにどれだけお金が貯められるかが今後の人生を大きく変える資産作りには重要になってきます。
25歳で年収400万円、手取り年収でいうと320万くらいだと思います。月の手取りがざっくり26万円です。
家賃:5万円(家賃7万円−会社からの住宅補助2万円)
光熱費:1万円
携帯電話:0.2万円
食費:3万円
交際費:1万円
合計 10.2万円
計算すると、毎月 約16万円お金が残ります。
1年で190万円お金が貯まる計算になります。
家賃補助がなかったら、シェアハウスにすれば都内でも家賃4万円以内のところは結構ありますから、そういうところを探せばいいと思います。
注意
特に地方、車がないと生活できないとなるとかかる税金、駐車場代もバカになりませんよね。ここら辺どうするかは課題となります。
1年180万円で11年で2000万円貯めることができます。年収も11年の会社員生活の間に増えることを考えると3,000万円は難しくても2,500万円は射程圏内じゃないでしょうか。
そう年収400万円でも固定費を切り詰めれば、お金貯まります。アーリーリタイア目指せます。
30代半ばまでに2,000万円貯めることができれば、後々の人生かなり楽になると思います。
今、僕自身ですが2,000万円が見え始めて、あと2年くらいで達成できるところまで来ました。
最後に
固定費を削って、資産を作る道のりは長く険しいです。
六本木のクラブで遊んだり、キャバクラでドリンクをおごったり、好きな女の子とワンナイトするチャンスを捨てなければいけない状況だって出てくるかもしれません。
進撃の巨人のエルヴィン団長というキャラクターがいます。
何かを変えることのできる人間がいるとすれば、その人は、きっと大事なものを捨てることができる人だ
- 進撃の巨人 7巻より
目先の快楽よりも、遠く長いかもしれない未来のために捨てなければならない、お金を貯めやすい20代、30代にとっては一番辛い瞬間かもしれません。
大事なその瞬間を捨てることで自分の未来が変えられるのです。
ぐっと耐えましょう。
同期が広告代理店の友達と売れてない読モを乗せたクルーザーパーティーをしているときに自分がUber eatsで宅配しているのを惨めに思う瞬間、その思いはきっと未来に金利がついて返ってくるのです。
未来の資産を作るというのは、死ぬほど努力する必要はありませんが、みんなが飛びつきたくなる快楽をスルーできるかにかかっています。
これを見ている皆さんの未来がお金に困ることがないことをお祈りしたいと思います。
最後までご覧いただきまして、ありがとうございました。