日々の昼食代を節約して、20年吸っていたタバコを吸っていましたが禁煙をして、バスに乗らず自転車で通勤、それで月に2万円節約した減量中のボクサー並みに絞りに絞ったお金です。
そのお金を投資、たとえば現物の株式を購入したものの3ヶ月後に価格が半減してしまうと時空がぐにゃ〜と歪むような感覚になって心を保てません。
損失に心を奪われ、株価が気になってしまうと本業にまで悪影響が出ます。
結論が遅くなりました、余剰資金、それも圧倒的余剰資金のみで投資をすることで仮に損失が出ても精神に影響が少なくなります。
3年間、途中でインデックスファンドの基準価格が下がっても、仮想通貨の価格の乱高下もほぼ影響を受けなかったのは僕が圧倒的余剰資金でしか投資してこなかったからです。
圧倒的余剰資金とは
- 勤務している会社の福利厚生で物価手当、地域手当、住宅手当
- 副業で得た収入(Uber eatsの配達、ライティング、プログラミング、デザインなど)
本業で会社員をしているなら給料ではなく、無くなっても生活に全く影響が出ないお金を圧倒的余剰資金と僕は定義しています。
会社員は自分の時間、労力を給料にしています。
言い方を変えると時間という生命を切り売りして、その対価としてお金をもらっているのです。
そんな命の代償を一生懸命1,000万円貯めて、株を購入したところ1週間後に半分になったらどう思います?僕ならば正気ではいられません。
だからこそ、副業のお金だったら最悪、全部なくなったとしてもすぐに家賃が払えなくなるということはないですよね。
圧倒的余剰資金のみで投資することで生活に影響が出ないからこそ冷静な判断ができ、投資判断においても良い結果が出やすいとも言えます。
そして、その会社特有の福利厚生、たとえば昔から惰性で続いているような物価手当が2万円出ているんなら、そのお金のみ投資するのもいいでしょう。
今日び大手企業も廃止している格安の借上社宅があるなら家賃分を投資するのもいいかと思います。
ポイント
フラットな気持ちで投資判断をするのが成功の秘訣です。しかし、損をすると取り戻そうと熱くなったり、さらに損をするのを恐れて過剰に売ってしまったりしがちです。極力、冷静さを保てる状況を作りましょう。
圧倒的余剰資金を作る仕組みを考える
世の中の会社員は圧倒的余剰資金が毎月入ってくる人はそう多くありません。
家賃補助が出る会社は大手がほとんどだし、副業やっている人はさらに少ないんじゃないでしょうか。
生活に影響しないプラスアルファの収入源である圧倒的余剰資金を作る方法は2つです。福利厚生の手厚い会社に入ることと副業をすることです。
その2つを紹介していきます。
家賃補助、社宅がある会社に入る
福利厚生の手厚い会社、とりわけ実家から通えないとすると生活費において大きい割合になるのが家賃です。
このブログでも繰り返しいっていますが家賃補助がある会社を狙うべきです。
ただし、家賃補助や社宅がなくなっている会社が多く、10年後20年後はどうなっているかわかりません。
僕の友人の都庁に勤める公務員は今や公務員宿舎がないということで、民間、自治体ともに社宅は減少傾向にあります。
そのため、過大な福利厚生はいずれなくなると考えて次の項目で紹介する副業は取り組んでおいたほうがいいでしょう。
メモ
福利厚生費の見直しですが大手企業ではなされてきていますが、中小企業ほどその存在をスルーしているケースも多く見受けられます。会社選びは給料も大事ですが、会社ごとの福利厚生にも目を向けてみましょう。
副業をはじめる
副業って何すればいいんだろう?という人は多いです。というか、ほとんどでしょう。
副業容認している会社にいるにも関わらず、考えているんだけど、まだ行動には移せていない人は本当に多いです。
街中で大きなリュックを背負って自転車で配達しているUber eatsの配達員さん、冬は風が冷たいだろうし、夏は暑くて汗が止まらない中で、新しい働き方に挑戦するという意味では行動をとっている人だと言えます。
クラウドワークスやランサーズのような、ネット上で簡単に受注できる仕事は単価が安い、発注者が有利などと言われています。
でも、ここでの経験が役に立ってブロガーになったり、プログラミングで客から直接仕事を受けることができるスキルを得たりできることがあります。
10年前だと、そんな副業の最初の1歩が難しかったのですが、今ややろうと思えば、5分後に300字100円のライティングの仕事を受けてお金をもらえば、その時点でライターになれるのです。
時給で換算するとあり得ない低単価となりますが、そこからじわじわ給料を上げていくこともできます。
ブログで稼ぎたいという人はマナブさんのブログを見てみると参考になります。
参考
僕の周りの友人、同僚で副業をしている人は1割以下です。実際は副業をしていても秘密にしているケースもあるかもしれませんが、それでも副業に取り組んでいる人はかなり少ないです。今のうちにスタートを切りさえするだけで上位10%に入ることができます。
先の長いローンは精神的安定から程遠い理由
持ち家を購入して、35年の銀行ローンを組むことは精神の安定から最も程遠い行動です。
30歳の時にローンを組んで返し終わるのが65歳、定年をすぎてまで働いて返さないといけません。
それまでの間、はたしてあなたの会社はありますか?
仮に会社があったとしても、経済状況は刻一刻と変化していき、今の収入が激減する可能性だってあります。
不確かな未来の前に、35年絶対に払わないといけないローンほどプレッシャーになることはありません。
会社組織が変わって、上司とそりが合わない、やりたくない職種への異動、僻地への転勤を命じられるなど、その会社をやめようと思っても、35年の重い重いローンがのしかかり、結局その会社に従い続けることになるのです。
それでも会社が自分の待遇を保証してくれればいいのですが、そんな都合のいい未来が35年も続くのでしょうか?
最後に
投資をするなら圧倒的余剰資金で、そして、圧倒的余剰資金を増やす行動を取りましょう。
生活費を節約して、お昼ご飯のプリンを我慢して、帰りにドトールでブレンドコーヒーを飲むのを諦めて作ったお金が激減したら、その辛い気持ちは本業にも影響するかもしれません。
あらかじめ、なくなってもいいお金であれば、それでも資産が激減すればショックを受けます。でも、心に受けるダメージ量が違います。
僕自身、原則として圧倒的余剰資金のみで投資しているので日々の増減はもちろん、大きく相場が動くことがあっても精神的に揺らぐことはほとんどありません。
どの銘柄の株式を買うのかを考える前に、投資するための資金をどうやって作るのかをまず考えていただければと思います。
最後までご覧いただきまして、ありがとうございます。