コロナショック後、ネット証券の口座開設数が急増しています。
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下落相場で株を仕込んでおくのが将来の資産形成に有利であることは間違いありません。
リーマンショック後に仕込んだインデックスファンドが昨今までの上昇トレンドにのっかって資産を増やした事実があります。
ネット証券で指標に連動するファンドを積み立て投資をするのが堅実、王道の投資であることは間違いありません。
気絶投資法と言われる上げ相場だろうが下げ相場だろうが、評価額の上がり下がりを一切見ないで放置しておく方法があるぐらいです。
ただ、王道なインデックス投資が面白いかどうかはまた別です。
単調に、決まった銘柄を買い続けて、年に何度かのリバランス(保有銘柄の調整)のみだと投資の学びは少ないです。
王道ではないリスクのある商品をほんの少し加えるだけで投資は楽しくなります。
3%のスパイス投資のススメ
- メインはインデックスファンドもしくはETFで運用
- 面白そうな投資商品を資産の3%以下
- リスクが高い商品に挑戦する
今回は資産の中のほんのひとつまみのスパイス投資をオススメする理由を実体験を含めて紹介します。
スパイス投資は学びが大きい
この分野、この企業が今後伸びる!
というところに投資します。
スパイスなのでS&P500のETFを買うような王道中の王道ではなく、リスクはあるけど今後の伸び幅に期待できるところに投資します。
自分の考え通りに運用益を期待しますよね。
投資する国や産業、企業について血眼で探し、自分なりの仮説を導き出して将来の答え合わせが楽しいです。
仮に投資が失敗したとしても、投資の勉強にもなります。
いうて、投資額が総資産の3%以内の金額に抑えていれば生活に困るはずもありません。
どちらに転んだとしても、ほんの少しの刺激と大きな学びがスパイス投資の魅力です。
メイン資産はインデックスファンドでの運用を守る
大前提として、メインの資産運用はインデックスファンドとETFです。
僕のポートフォリオでいうと
- 国内インデックスファンド ¥22,000
- 先進国インデックスファンド ¥43,000
- 米国高配当ETF(SPYD,HDV) ¥25,000
積み立てNISAや確定拠出年金を合わせると月9万円の入金でメインの資産運用をしています。
それに遊びの部分として、スパイス投資をしています。
遊びといっても真剣に銘柄選定していますし、儲ける気満々ではあります。
ですが、そんなスパイス投資がうまくいかなくて、追加入金したくなる。
そうだ、毎月のインデックスファンドの金額を減らして、スパイス投資に充てようというのは無しにしています。
本来、メイン投資にほんの少しの刺激要素が、負けた悔しさのあまり、スパイス投資に全力を入れてしまう。
さらに損が拡大してしまい、今後の資産形成にも悪い影響を与えます。
仮に、そのスパイス投資に追加入金をして成功したとしても、決めたルールを守れないと今後も同様にルール外にことをしてしまいます。
いずれ相場から退場させられてしまうかもしれませんので、リスク管理とルールの徹底は必ずしましょう。
メモ
インデックスファンドやETFは自動で投資されるため、原則何もすることがありません。
一方でスパイス投資は投資商品の選定や投資タイミングを熟考、時間をかけているので思いが強くなりがちです。
その結果、どんどん入金していって損失が膨らんでいくのが最悪です。
今一度、冷静になって、ポジションをどうすべきか考えてみてください。
3%ルールの重要性
スパイス投資は総資産の3%まで
人によってリスクの許容度はまちまちです。
リスクの高い資産が9割でも問題ないという人もいれば、1万円でもほぼゼロになる可能性があるリスクが高い商品には手を出したくないなんて人もいます。
僕の中で3%までは最悪、ゼロになっても翌日くよくよして職場に行かなくてもいい金額なので、このパーセンテージにしています。
たとえば、資産が100万円なら3万円以内、500万円なら15万円以内なら全体からみるとかなり小さい比率です。
しかし、数万円は投資しているので決して安い金額でもないので失いたくないという気持ちにもなります。
僕は3%としていますが、どれくらいの比率でスパイス投資をするかはあなた次第です。
スパイス投資実例
- iTrustインド株式(アクティブファンド)
- ひふみプラス(アクティブファンド)
- リップル(仮想通貨)
- ビットコインキャッシュ (仮想通貨)
この4つの現在の状況もふまえながら紹介していきます。
iTrustインド株式
iTrustインド株式はピクテのインドの中長期で成長が期待できる約30銘柄を選定しているアクティブファンドです。
今後の期待ができる市場なのとノーロードなので購入・売却手数料がかからず、インドに投資ができるのに最適なファンドで購入しています。
過去、記事にもしていますのでご覧ください。
現在より1年半前の記事ですが、その際は撤退しようとしていました。
その時の基準価格が¥9,000でしたが、現在は¥7,481です。(2020年5月10日現在)
もっと下がっとるやないか!笑
ホールドし続けていますが、取得価格より–25%と大幅な評価損となっています。
今後どうするか様子見していますが、状況がさらに悪化するようならポジションをしまうのも検討しています。
ひふみプラス
ガイアの夜明けでも特集をされていたレオス・キャピタルワークスのひふみシリーズのひふみプラスです。
今後成長するであろう日本の企業を発掘、投資をする理念に感銘を受けて少額ですが投資しています。
残念ながら、取得価格より-8%の評価損となっています。
SBI傘下に入るとのことですが、投資姿勢がどうなっていくのか注視していきましょう。
リップル(XRP)
リップル(XRP)は仮想通貨は2019年半ばに仕込みました。
2018年末の暴落後からしばらく経っており、¥20後半で取得しています。
残念ながら最近の暴落で20円前後となっていまして、こちらも30〜40%は評価損となっています。
ビットコインキャッシュ (BCC)
上記、リップル(XRP)より先にビットコインキャッシュ (BCC)を取得していました。
2018年後半、暴落して少し時間をあけて仕込みました。
¥15,000で仕込んで、現在の価格が¥25,000と現状だと利益が出ています。
唯一、利益が出ているのがビットコインキャッシュなので大事に育てていきたいですね。
スパイス投資は難しい
1勝3敗です。
これから成長に期待できると踏んだ投資商品、それが2年経った結果です。
現状、大幅に負けています。
コロナショック後の相場を差し引いたとしてもマイナスなのは間違いありません。
スパイス投資の投資総額でいうと30万円です。
僕の資産が1,500万円ですので2%程度です。
最悪、すべてがゼロになっても痛みが少ない金額にとどめています。
負けた悔しさからヤケになって追加投資しないと決めているので、投資総額の3%上限なのでスパイス投資の原資はあと15万円までと決めています。
そうしないと、メインで入金するはずの商品をこっちのリスクが高く、現状負けているスパイス投資にナンピンすることになります。
最後に
まとめ
- 堅実な投資をしている人にスパイス投資
- 総資産の3%まで
- 勝ち負けも大事ですが、投資の勉強になる
すでに投資をしている。
それも中長期、積み立て投資のような堅実な投資をしているのならば、ほんの少しスパイスを加えてみませんか?
カレーと一緒です。
説明通りの作り方に、ルーを使えば大抵おいしくできます。
指標に連動するファンドはいわばルーで、ぶち込んでしまえば大抵はおいしくなります。
スパイスは隠し味にほんの少しだけ入れましょう。
どっさりぶち込んでしまうと、それはカレーでない別の煮込み料理で食べてみるまでおいしいかどうかはわかりません。
そんなスパイス投資に興味を持っていたけましたら幸いです。
投資は終わりがなく、一生勉強です。
相場から一発退場してしまうようなリスクを背負いすぎず、リスク管理と商品選定をしながらより良い将来に向けて活動していきましょう。