2020年9月度のSPYDの配当利回りは3.62%でした。
2019年は5%を超えていて、米国株高配当ETFの中でかなり勢いがありました。
現に、僕の周りだとTwitter上だけでなく、プライベートを含めてSPYDを購入している人、かなりいます。
今後、SPYDをどうするか
- 売る
- 他の高配当ETFにする
- SPYDを買い増す
SPYDを保有している人が今後とるべき行動について書いていきますので最後まで御覧ください。
SPYDを売る
配当利回りが落ちて、コロナショックから下落した株価はいまだに戻っていないダブルパンチを食らっているので、売るというのも選択肢としてはアリです。
長期投資で狼狽売りすべきでない!という意見もわかりますし、僕自身、コロナショックで下がった銘柄を1つたりとも手放したいません。
しかし、原則、今後の成長が見込みづらい銘柄を握力自慢よろしく抱え続けるの良いとは思えません。
SPYDの構成として不動産セクターの割合が大きいです。
新型コロナウイルス以降、テレワークが進み、オフィス需要が減退しています。
これがはたして短期的なもので、中長期で戻ってくるのかはいまだわかりません。
新型コロナウイルスが今後1~2年で終息することがかなわず、テレワークが一般化するなんてことになると今後、不動産セクターの銘柄に明るい未来はないのではないでしょうか。
そう考えると、SPYDを手放すことは決して悪い選択肢ではありません。
ガチホ戦略と握力自慢で、何も考えないことが一番危険だとも思います。
他の高配当米国ETFに切り替える
SPYDを買っている人は、その配当の高さに魅力を感じているのだと思います。
キャッシュフローを大事にしたい気持ちはわかります。
3か月に1度、1万円入ってくればちょっといい食事にしたり、10万円なら良い家に住み替えることも、20万円ならば仕事をやめて配当だけで食べていくこともできるかもしれません。
そういう夢を見ながら、2019年に5%以上の配当があったSPYDを購入した人が少なくないはずです。
現状、SPYDの株価が一番高い価格をつけていた時期から2020年9月現在でも25%下がっています。
さらに配当も3.62%と下がると、SPYDを放出する人が増えてさらに株価が下がる可能性があります。
他の高配当株式ETFに切り替えるのもアリだと思います。
VYM
HDV
どちらも配当は3%台とSPYDと大きな差はありません。
ただ、コロナショック後に株価を一番下げたのはSPYDです。
上記、SPYDを売るで述べた通り、不動産セクターが多いSPYDなので今後も株価、配当ともに他、VYM、HDV以上に下落していく可能性があると思います。
今保有しているSPYDを売らずホールド、他の高配当ETFを積み立てるという選択もアリだと思います。
2020年9月現在、米国ETFに自動積み立てができるのはSBI証券のみ。
そんな下記よりSBI証券の口座開設ができます。
SPYDを買い増す
コロナショック後、米国高配当ETFの中で一番価格が戻っていないSPYDだからこそ、安く買うことができるかもしれません。
できるかもしれませんというのは、さらにSPYDの価格が落ちる懸念は十分にあります。
今後、SPYDの株価がもっと上がるとするならば今まで通り積み立て続けると大きな利益が期待できます。
株価自体も上がって、配当も元の水準の5%越えするようなことになったら、安い時期にたくさん仕込んでいた人が5年後、10年後にFIREすることができるかもしれません。
最後に
まとめ
- 不動産セクターの比率が高いSPYDは今後厳しくなる可能性あり
- 他の米国高配当ETFと配当利回りが変わらなくなってきている
- 今後、SPYDが値上がりすると見込みがあるなら安値で買い時
コロナショックで株価下落からの反発で元の株価に戻るのが早かったです。
そのことから、保有している投資商品をホールドし続けたほうがいい、なんならどんどん買い増しすべきと考えている人だって少なくありません。
僕は、売りもせず、今まで通り積み立て続ける予定です。
全力でSPYDを購入しているわけではなく、日本円にして15,000円ほどなので当面は今までと変わらず運用していきます。
長い目で見れば、銘柄も入れ替わるでしょうし、現状で3%以上の配当利回りもあるので上がるのをじっくり待とうと思います。
はたして、本当にSPYDを持ち続けるべきなのか、売ったほうがいいのか考えてみる参考にしてみてください。