竹中平蔵氏が提案する国民1人あたり月7万円のベーシックインカムです。
これが良いのか悪いのかは別のところで議論してもらうとしまして、月7万円で生活しなければならないかもしれない未来に投資家がどう立ち向かうかを書いていこうと思います。
7万円になった投資家の未来
- 入金力、ほぼゼロ
- 生活費すらままならない
- いつまで経っても増えない配当金
こんな未来が容易に想像できます。
資産をもとより持っている人はさらに増え、資産がほとんどない人はさらに減っていく、究極の二極化時代がやってくるんじゃなかろうかと思います。
実際、7万円で実際に生きていけるでしょうか。
その方法について、投資家、節約家的観点から解説していきます。
極限まで抑えれば7万円で生活は可能
- シェアハウス or 実家
- すべて自炊
- 交際費ゼロ
この3つを守れば、7万円は可能です。簡単でしょ?
・・・なわけないですよね。
分解してみると
- 家賃 3.5万円(シェアハウス)
- 光熱費 0.5万円
- 食費 2万円
- 携帯電話代 0.2万円
合計で6.2万円です。
追い込めばこのくらいできますし、コロナ以降の僕の生活費ですが7万円以内に収まっています。
外食はしないというかコロナでしたくないですし、借り上げ社宅に住んでいるので家賃も3万円程度と本当にお金を使わなくなりました。
ベーシックインカムが7万円だとしても、生きていけます。
プライベートがあるとは言えない狭くて古いシェアハウス。
病気になったら、病院にいくのすら難しいです。
友達が結婚してもご祝儀の3万円が包めないので結婚式にも行けません。
彼女の誕生日には金の蔵で3000円のコース、誕生日プレゼントは買ってあげられないかもしれません。
はたして、仕事はしなくてもいいかもしれませんが、こんな生活を送りたいかと問われるとあなたならどう答えますか?
投資家なら入金力ゼロ
ベーシックインカムの7万円のみですと、切り詰めて切り詰めてやっと生きていける金額です。
よって、資産を増やすことは難しいです。
今までは給料の中で生活費を差っ引いて余ったお金で、株、投資信託、ETF、債券を購入していましたが、ベーシックインカムではそんな余裕はありません。
つまり、資産が増えないので今後もその日もといその月暮らし、何か大病をして大きな入院費用がかかったら、まかなう費用はありません。
そして、何か病気にかかった時のための生命保険・医療保険に入るお金すらないのです。
ベーシックインカムで生きていくことはできる
ベーシックインカムの7万円あれば生きていくことができます。
しかし、文化的で満足できる生活を送れるのでしょうか。
将来、金銭的余裕のある生活を送れるのかと問われれば、不可能と言えます。
ただ、生きるだけで行き当たりばったりで転落するかもしれない人生を楽しいと感じる人は少ないと思います。
とりわけ、投資家界隈だと、自分の資産が将来大きく育って、金銭的に幸せな思いができる未来を描いているのではないかと思います。
投資家にとって資産形成の重要性を感じてほしい
老後、年金がなくなり7万円のベーシックインカムという未来が起きたとします。
大病を患い、付加のかかる仕事ができない身体になっていたらどうしますか?
保険のCMみたいですが、30年、40年先の未来で起こっていても不思議ではありません。
今、僕たちができることがあります。
- 毎月節約をしてお金を貯める
- 貯めたお金の一部を投資に充てる
- お金を稼ぐスキルを身に着ける
こういうことに取り組んだほうがいいです。
お金を稼ぐスキルはすぐに身に付きませんし、投資をするとしても勉強せずに銀行の窓口で投資信託を買うべきかは疑問に感じます。
支出を抑えて節約すること。
これだったら、明日からでもできますし、何なら今日から格安simにする。外食をやめて自炊にするなんてことができる即効性があります。
もともと慣れ親しんだ生活を大きく変えすぎるとリバウンドでお金を使いすぎてしまったりするので、簡単で自分にとってストレスを感じにくいことから節約してみるといいかと思います。
将来のことなんてどうなるかわかりません。
しかし、今起こした行動は小さいですが、将来、その小さな炎が福利というガソリンが投下されて大火となります。
お金がある人生が幸福とはいえませんが、ない人生は不幸な場面が出てきます。
今から、ちょっとずつお金を貯めていきましょう。