投資するのに大事な要素、それは入金力です。
就職した22歳から定年退職する60歳、一定の入金力ではありません。
新卒だと年収が少ないので入金力が少なくなりますし、一方で30歳そこそこで独身だと20代前半よりも年収は上がっていて、入金力が増えるなど、ライフスタイルや家族の有無で入金力はガラリと変わります。
入金力が上がる時期
- 20~30代の独身
- 30代~子供が小さい時期
- 50代~子供が成人した以降
入金力が上がる時期の中でも、独身の20代後半~30代半ばは最も入金力が高まりやすいです。
今、どのライフスタイルで入金力を高めるにはどうすればいいのか参考になればと思います。
そもそも、なぜ入金力を高める必要があるのか
金融資産が増える=経済的自由を達成しやすいからです。
ただ貯金をしているだけだと、自分の労働力と時間を引き換えに限られたお金を貯めることしかできません。
しかし、自分の命である生命時間をかけた大事な大事なお金を投資することで、それが数倍になると考えるとどうでしょうか。
ギャンブル的な投資で1ヵ月で倍にするのではなく、20年、30年と時間をかけて、適切なリスクをとった商品を買えば、倍になることは珍しいことでもなんでもありません。
とはいえ、2万円が倍になっても4万円です。
これだと実生活はほとんど変わりありません。
これが2000万円だったら4000万円。
これだとちょっと豊かな生活になりそうですよね。
5000万円が1億円に。
ここまで来ると、老後、人生100年生きたとしてもお金が尽きる心配も小さくなります。
これで分かる通り、入金すればするほど、より大きなお金を手にできる可能性が上がります。
これを見ても、あなたは入金しませんか?しますか?
独身で支出を削れる時期こそ、入金力は最大化する
収入は簡単に増やせないが、支出は心がけで下げることができます。
今、20万円の給料をもらっていたとして、来月に30万にできる可能性はほとんどゼロでしょう。
2020年10月現在ですとコロナ禍なので、むしろ残業が昨年より減ってマイナスになる可能性が高いです。
しかし、支出を減らすことはコロナだろうと、会社の業績が悪かろうと関係ありません。自分の心がけ次第です。
支出を減らす3大要素
- 家賃
- 保険
- 携帯電話
この3大支出の大きい上から順に削減していくと自ずと支出は減ります。
毎日の食費を500円から400円にしても、100円x30日で3000円しか支出を削減できません。
しかし。家賃7万円を5万円にすれば2万円も下がります。年間にして24万円の削減になります。
その24万円を投資に、それを10年続けると240万円とかなりまとまった金額になります。
都内の独身会社員だと上記記事を参考にして、安くて快適な1人暮らしに挑戦してみてください。
こういう支出減をすぐに手をつけられるのは自分で物事を決めて、実行できる独身の時代だけでもあります。
結婚すると自分でコントロールできない支出が増える
結婚すると、リビングと別に寝室がほしい、カウンターキッチンがいいなど、自分1人で家を決めることが難しく、結婚相手との相談となります。
家賃の安い質素な家での生活は、自分は耐えられるかもしれませんが一緒に住む配偶者はそうとは限りません。
結婚すると自分がコントロールすることができない支出が出てきます。
結婚相手の親戚が保険の外交員なら当然、その親戚経由で保険に入らないといけなくなるでしょうし、食生活だって相手の好み、生活スタイルに引きずられる部分も出てきます。
誰かと結婚すると結婚式、新婚旅行、今はコロナ禍でできませんが、どちらもまとまったお金が必要です。
結婚生活を単純にお金に置き換えることに嫌悪感がある人がいるのは理解します。
お金じゃない部分で結婚による楽しさ、喜びはあると思います。
相手によっては共働きで収入が自分よりもあり、2人合わせた収入だと年収ベースで1000万円を超えるかもしれません。
1人暮らしより支出が増える分は補えるかもしれませんので、各家庭の状況に置き換えていただければと思います。
年収増=入金力増ではない
給料が増えると比例して入金力が上がるとは言えません。
なぜなら、年収が上がると比例して上がるのは支出だからです。
年収300万円のときは家賃6万円代の23区外のワンルームに住んでいたのに、家賃が450万円になると都心からほど近い家賃12万円の1LDKに住むようになったなんてことは珍しくありません。
給料は1.5倍増なのに、家賃が2倍となると支出増が給料増を上回っているのです。
新卒で入社したての頃は保険には入っていなかったのに、昼休みに来訪する保険の外交員から様々な特約がついた医療保険や外貨建ての個人年金に入って月々2万円以上保険に支払っているなんてこともあります。
ソロキャンプにハマって自動車を購入すると車本体、保険代、駐車場、キャンプ費用と様々な費用がかさみます。
年収が上がると、家、保険、趣味にと支出が上がるケースが非常に多いのです。
新卒の頃、年収300万円だった頃と同じ生活水準を保てている人はどれだけいるのでしょうか。
少なくとも僕の職場や身近な友人にそんなストイックに支出減に努めている人はいなくて、全員生活水準が上がっています。
その生活水準上昇に合わせて支出が上がり、収入の上昇が追いついていないことが多いのです。
年収増はむしろ、入金力を低下させてしまうことがあるのです。
子供ができると年々支出が増える
子供ができて、大きくなるにつれて支出が増えます。
子供がいる喜びは何にも代えがたいというのもわかります。
しかし、支出が増える現実とも向き合わなければなりません。
とりわけ、子供が小さいうちはかかる費用もしれていますし、若干かもしれませんが児童手当なども出ます。
しかし、小学校高学年になれば中学受験のための塾に通い、高校・大学と進んでいくにつれてかかる費用は右肩上がりで増えていきます。
私大に通えば学費だけで年間100万円以上かかりますからね。
年間100万円以上負担するとなると、その期間はまとまったお金で投資商品を買うことは難しくなります。
独身の間に、無理してでも入金するべき
結婚式を挙げる。
新婚旅行に行く。
子供ができる。
マイホームを買う。
子供が中学受験をする。
・・・などなど
自分ではどうにもできない支出が年々増えていきます。
家族のこと、子供のことになるとお金を出さないでおくことは非常に難しくなります。
自分で物事が選択できる独身の時代に無理してでもお金を貯めるべきです。
独身の時代が永遠に続く人もいます。
しかし、いずれ終わりが来る人のほうが多いでしょう。
限られた独身期間だからこそ、終わりがある10年弱だとしたら、多少住む場所を我慢したり、安い掛け捨ての保険、意味のない飲み会をやめるなど、我慢しなくてはならなくとも支出削減したほうがいいと思います。
僕の場合は家賃がめちゃくちゃ安い築45年の共同トイレの家に住んでいましたし、光熱費もギリギリまで節約しました。
今も新卒の頃と変わらず、平日は3食とも自炊をして食費の削減に努めています。
人から見たらケチでわびしい生活と思われるかもしれません。
ボロボロで隙間風の入る築古木造アパートの部屋を見て、ここまで削る必要はあるの?と思うかもしれません。
このくらいの極限まで支出を減らせば、今の収入に対して入金力はかなり高められます。
収入のの多寡だけで、入金力が決まるわけではないことが理解していただけたかと思います。
最後に
まとめ
- 独身の間は支出を減らす一番のチャンス
- 年収が上がると比例して支出が増える傾向にある
- 家族がいると支出が増えることがある
入金力を最も高められる期間は、自分で支出をコントロールできる独身の間です。
この記事を見てくださっているあなたが独身なら我慢してでも支出を減らし、入金力を高めてみてください。
いつかは独身じゃなくなり、入金力が落ちるかもしれないので、終わりがある短い期間と考えてみてはどうでしょうか。
結婚している方は配偶者や子供に支出を減らす提案をしてみてもいいかもしれません。
クリーニングに出していたシャツを形状記憶にしてみる、自分でアイロンをかけるなど、小さいお金かもしれませんが取り組めることがあるかもしれません。
入金力は一定ではありません。
高い時期があれば、ほぼゼロになってしまう時期だってあります。
高い入金力が狙えるのは人生で短い時期しかないので、その貴重な時間を無駄にせず、多少無理してでも支出を減らしたほうがいいと思います。
このブログを見ている人の多くは投資をしているか、投資をやってみたいと思っている人だと思います。
入金力を高めて、お金に不安のない未来をつかみ取りましょう。