この度、転勤の辞令が出まして東京23区から離れて別の県に行くことになりました。
1人暮らしを始めて10年経ちますが品川区、大田区、世田谷区、荒川区と都内をぐるぐると移動していて、総じて都内は家賃が高いのです。
23区内だけで考えたら普通の家賃かもしれませんが、地方都市の家賃と比較したらその差は歴然ですからね。
東京でしか暮らしたことがなかったので、当たり前だったんです。これが当たり前の家賃だってね。
今回はそんな転勤になって、超家賃が高い東京から離れたからこそわかる、地方都市の家賃相場の安さや良さを書いていきます。
異常に高い東京の家賃について
僕は過去に1R・築浅・アクセスがいい物件に住むのをオススメしています。
職場が都心なら、この考え方は今も変わりません。
これが地方都市や関東近県だとすると、家賃5万円出せばそこそこ綺麗で広い1Kが借りることができます。
ちょうど、僕が住んでいる県のそこそこ活気のある街でも築15年で20平米の1Kが4.1万円で賃貸情報サイトで出ていました。
住んでも問題ないくらいリフォームされて綺麗ですし、風呂トイレは別。
京王線で急行が泊まる世田谷の駅なら築浅1Rで7万円くらいすることを考えると4割固定費削減できます。
↑の記事で書いた9㎡で5万円で住める都心の部屋は、何を捨てて何を優先すべきか考えた結果、職場までや駅までの利便性を取り、部屋の広さを捨てることにしたのです。
地方都市だと家賃が安くて、駅に近くて、築浅で、広いと全部選んでも安いのです。
逆にこの中でいらないものを捨てればさらに安くなります。ありがたい!
地方都市だと築浅1LDKで7万円
僕はアラサーです。
何を言っているかと思いますが、アラサーなので、みすぼらしいワンルームに住みたくないのです。
築45年、風呂・トイレ共同の6畳一間の何もないアパートに住んだことだったります。
20代前半だから、安くても汚くて寒くても楽しかったんですよね。
仕事終わりにスポーツジムで汗を流してジャグジーに入り、寝るだけのための家に帰るみたいな生活。
当時は何をやっても楽しくて、背伸びして知らないお店で食べるご飯や少しずつ増えていく仕事の経験・・・失敗もたくさんしましたが何もかもが新鮮でした。
東京に10年いて、もう一通り経験しました。
高級マンションに住んでみたり、同棲もしましたし、会社からめちゃくちゃ近いアパートと契約したこともありました。
その中で、この年齢になり経験を重ねた結果、
会社にも30分くらいで行くことができて、築浅で40平米の1LDKで家賃7万円で住むくらいが金銭的にも苦しくなくて、家で過ごす時間が快適にもなります。
1LDKのゆとりのあるLはそれだけの価値があります。
都心だと家賃で12万円する物件が地方都市になるだけで7万円や8万円代でゴロゴロしていて、年間で50万円程度の固定費が下がります。
東京で家賃7万円の1Rマンションに住むのならば、地方都市で7万円のそこそこ広い1LDKのようなちょっとした贅沢ができますからね。
地域手当がある会社は要注意
地方都市は家賃安くて、広くて、最高やでー!と言ってきましたが、デメリットになることがあります。
会社の福利厚生にある地域手当です。
中には地域手当が存在しない会社もあるかもしれませんが、支店がある場所場所でつく手当のことです。
たとえば、東京だと3万円、大阪だと1万円みたいな地域によって手当てが異なる制度です。
これがある会社だと東京にある支店から名古屋に転勤となったとしても、地域手当が2万円減額になったら都内の家賃7万円の家から名古屋の家賃6万円の家に引っ越ししたら実質1万円の損になります。
とはいえ、東京23区で都心に通いやすい場所の家賃7万円と地方都市の家賃6万円なら地方都市のほうが部屋の広さ、グレード的にも高いかと思います。
シンプルに、部屋が狭くても安くてもいいんなら下を見ればキリなし、都内でもめちゃくちゃ安いところはあるんで、若いときに1度くらい、クソボロい家に住んでみるのも経験としていいかもしれません。
イオンがあれば大抵のものはそろう
地方都市あるあるかもしれませんが、近くにイオンがあれば問題なしです。
野菜や肉などの生鮮食品は当然ですし、服や雑貨、家具、本など何でも揃います。
フードコートのご飯だって、安くておいしいですし、人が少ない時間帯ならパソコンを広げてブログを書いてもさほど問題はありません。
個性はないかもしれません。
東京の町ごとのような、その中で尖ったお店やサービスはありません。
どこにでもあって、万人受けして、あればとりあえず問題なしといったイオンとその中に入っているチェーン店で僕は満足です。
東京23区内はアクセス最高
ビジネスの中心は東京です。
これは紛れもない事実で、新しいモノ、ユニークなサービス、面白いアトラクションは東京を中心に展開されます。
僕の住む街にはやってこないでしょう。
テレビで紹介されるお店は、中目黒や広尾のようなオシャレスポットがほとんどです。
職場も丸の内や新宿、IT系だと渋谷も多く、密集しています。
情報も人もビジネスも東京に集中するのは変わりないでしょう。
便利な代わり、その近くによればよるほど家賃は高くなります。
それでも、東京に集まる人やイベントは自分を高める機会になったり、ビジネスチャンスが広がる可能性があるのです。
コロナで都心に住む必要がなくなった
- 会社に出社する必要がなくなった
- イベントが開催されない
新型コロナウイルス感染拡大によって、会社に行かずにテレワークが広がり、営業にいくのもはばかられ、イベント自体も自粛されています。
2020年11月現在ですと第3波が到来とも言われており、年内の活動はまた自粛傾向になると思われます。
来年、2021年以降も新型コロナウイルスの影響は様々な面で残ることは避けられないでしょう。
今までイベントで介して勉強したり、ビジネスマッチングがあったのもなくなってしまい、都心の職場に通う必要もなくなりました。
わざわざ家賃が高い都内、特に東京23区内に住む理由が少なくなりました。
それなら、毎日の通勤にはちょっと遠いですが通えない距離でもない千葉や神奈川の家賃の安いエリアで広い家を借りて、テレワークする需要があるのもわかります。
最後に
まとめ
- 地方都市にいけば東京23区の3~4割安い場合あり
- 都内の利便性は高い家賃に見合う価値があるのか
- 新型コロナウイルス以降に都心に住む理由は薄くなった
僕は10年、東京に住んできました。
その間に4回引っ越しをしてきて、様々な街に住んで、生まれ変わってもまたこの街に住んでもいいなと思うところばかりでした。
それだけ愛着のある東京ですが、地方都市にいけばその街の良さもあります。
東京ほど便利ではありませんし、おしゃれなお店やスポットもありませんが都心よりも自然豊かで、人も少なく、その場所場所の良さがあるものです。
東京だろうと地方だろうと好きになれる街に住むが一番良くて、それでいて家賃が安く抑えられる地方都市という選択肢もいいと思います。
東京で仕事をしていて地方に異動になっても絶望したりせず、そこでの楽しみを見つけてください!