投資に充てるお金を捻出するためには、家賃を下げるべき
と言い続けてきました。
その考えは変わっていません。
何を言っているのかわからない・・・。
と思っている人も、いると思います。
激安の借り上げ社宅からなんでわざわざ賃貸を借りるに至ったのか。
家賃を下げるべきといっていた人が築浅の広めの1LDKに引っ越しするに至ったのかを説明しないといけませんね。
独身なら、家賃5万くらいのせまい物件がいいという記事も書きました。
今年なんで最近ですね。
年収300~400万円で丸の内や新宿勤務ならば、今でもこの記事は正しいと思います。
じゃあ、なんで40平米オーバーの築浅物件借りたの?
という皆さんの心の声が聞こえてくるのを解説していきます。
築浅、広めでも固定費を抑えることができる理由
- 地方都市なら都心と違って安い。
- 築浅物件だと、性能が高く、他光熱費を吸収できる。
- 部屋が広いので作業効率アップ。
それでは、引っ越しをする理由をご覧ください。
地方都心は都心と比べて家賃が安い
過去10年以上、東京に住んできました。
都内をぐるぐる異動していて、その度に引っ越ししてきましたが、家賃が安くありませんでした。
幸いにもワンルームの社宅があり、世間相場の半額負担と非常にありがたい条件で住むことができたのです。
今回、地方都市に住むことになり、その街の主要駅周辺で築15年以内で家賃相場を調べたところ、
- 1Kが5万円~
- 1LDKが7万円~
東京23区内で同条件の1LDKだったら運がよくて10万円オーバー、平均で12万円くらいしました。
都心と比べて地方都市、それも主要駅周辺でも
3~5万円は安い
それだけ、東京23区内の家賃が高すぎるというのもあります。
僕の友人は京王線で新宿まで約12分、準特急が止まる「千歳烏山駅」から駅徒歩10分、築10年 25平米の1Kに住んでいますが家賃8.5万円です。
これは高くありません。相場通りです。
綺麗でそこそこ部屋のスペースがありところで1人暮らしをするのには家賃がこれくらいかかるんです。
これから東京に出てくる人には参考にしてもらいたいです。
また、都心に職場はあるけど、東京都外の県や23区外の家賃が安いエリアからの通勤でも苦じゃなければ同様かと思います。
都心にアクセスしやすい場所に住むことで、時間のメリットは大きいのも事実。
でも、それだけ高い家賃を出す価値があるのか、僕みたいなノーマルなサラリーマンにはないですからね。
都心に近いことでコミュニケーションコストが下がって、仕事をとってこれて売り上げ・利益が上がるんならアリだと思います。
都心にアクセスいい物件、地方都市の格安で広い物件もDOORSで比較・検索可能です。
↓より住みたい街、路線、駅で調べることができます。
1Kよりも1LDKをオススメする理由
家賃が大きく変わらない
というのも、地方都市だと都心よりも土地値が安いのもあるためか、多少広くなるぐらいだったら家賃が倍になったりしません。
東京23区だと、1Kで7万円、階違いの1LDKで12万円というのはめずらしくありません。
ざっくり、広さでいうと1.5倍くらいの差でそっくりそのまま家賃に反映されます。
月の家賃が5万円違うと、年間家賃で60万円変わってくるので、これだと入金力を高めたい投資家じゃなくとも1Kを選ばざるを得ないとなりがちです。
僕が住む予定の地域だと、築年数が近い1Kと1LDKは↑の通り2万円の家賃差です。
年間24万円だったら、努力せずに多少の削減できると踏んでいます。
それは後述とします。
1Kと1LDKの最大の違いはキッチンの質です。
1Kだと最悪ミニキッチン、2口コンロがあればいい方です。
1LDKだと、しっかりとしたコンロが置けるかビルトインされていることもあります。
キッチンスペースが広く作られていて、作業しやすいことが多いです。
冷蔵庫が置けるかどうかで悩まなくてもいいのも大きいですね。
1Kのほうは風呂とトイレ一緒の3点ユニットバスが多いというのは、バブル期に建てられたアパートに多かったです。
今回検討している築浅でそこそこ快適に暮らせる条件での1Kは、すべて風呂・トイレ別でした。
築古だったらそういう物件は都心、地方都市どちらもあり、家賃3万円代の部屋はゴロゴロあります。
下を見ればキリはないですが、くたくたで仕事から帰ってきて、土壁のボロボロの部屋、古びた石タイルの浴槽で精神的に休まりますか?
こういう部屋での生活を20代半ばで送って、汚すぎるのはちょっと耐えられないとなりました。
築浅の物件は光熱費が下がる
築30年の物件でも、築8年の物件でも1LDKだと家賃で2万円くらいしか変わらないことがわかりました。
築浅1K 5万円と築古1LDK 5万円とみると、広くて古いか、狭くて新しいかという選び方もできます。
僕が20代前半で独身なら築浅1Kを選ぶでしょうし、結婚していてコストを落として広い部屋に住みたいなら築古1LDKを選ぶと思います。
ただ、ここで見えない費用がかかります。
そう、技術の進歩で住宅の性能差による光熱費です。
築浅だと複層ガラス(ペアガラス)で冬は暖気が逃げにくく、夏は冷気をキープしやすいのです。
エアコンも、大家さんの費用になるので入居者毎に変えてくれませんので築浅であれば最近の型の省エネ性能が高いエアコンになります。
クッションフローリングが採用されていて上下階の歩く音が聞こえにくいことや、壁の遮音性能も上がっています。
家賃2万円分をすべて賄うことは難しいですが、シンプルに家賃の金額だけじゃないコスト減も計算してみてもいいと思います。
築浅で高性能な賃貸はDOORSで検索可能!僕もDOORSで物件を見つけました。
作業・読書の効率が上がる
快適な部屋で作業が進む
これは実際に住んでいないので、今回の引っ越しで一番期待していることです。
10年あまり家賃補助に救われていました。
敷金・礼金・更新料もと考えると年間50万円を会社が負担していただいており、努力せずにそれだけの金額を投資費用として充てることができていたのです。
会社のワンルームマンションを出ていくことで家賃補助はなくなりますが、快適な部屋になり、倍になった家賃を捻出できるくらい作業したいとモチベーションが上がっています。
人間追い込まれればやるという意見もありますが、真綿で首を締めるような高額なリボ払いがあったり、仕事が激務で休まらないとなったら、行動できなくなる人が大半だと思います。
幸いにも10年の家賃ボーナスタイムでお金を貯めることができて、金銭面で精神的に追い込まれる心配なし。
あとは頑張って増えた家賃支出分を稼ぐだけです。シンプル!
賃貸の初期費用交渉はがんばるべき
1Kで家賃5万円の物件と1LDK家賃7万円の物件だと初期費用で10万円程度の違いが出てくることが多々あります。
敷金、礼金、仲介手数料等々、なんだこりゃ?みたいな費用まで加算されています。
高額な火災保険がついていたり、いろんなトラップがあるので注意しましょう。
細かい説明はまた別の記事にしますが、1LDKで家賃7万円だと様々な初期費用がてんこもりにのせられてで40万円を超えることだってあります。
交渉で10万円程度下がるのはザラなので、やらない理由はありませんよね。
このあたりの今回の初期費用交渉については別記事にしますので、書いた際はご覧ください。
最後に
まとめ
- 地方都市は都心より土地値が安く、広めの物件も高くない
- 築浅物件は高機能な物件が増えており、築古物件よりも光熱費が下がる
- 築浅で広い部屋はモチベーションアップにつながる
今まで、東京でしか賃貸物件を探したことがありませんでしたが、地方都市の物件を見ると新たな発見がありました。
東京23区内と相場がまったく違うので、当初は築浅1LDKで10万円程度と考えていたのですが7万円、8万円でも物件がゴロゴロしていました。
次第に10万円の物件が高すぎて手が出ないという気持ちになりましたが、都内の相場からするとむしろ安いぐらいなのです。
これは通勤時間がかかっても、快適な部屋で暮らしたいのならば23区外もしくは都外に思い切って家探ししてもいいと思います。
地方都市に転勤していく人、遠方からの通勤でも問題ない方は参考にして家選びしていただければと思います。
仲介業者のやり取り等々、めんどくさいことはたくさんあるんですけど、そういう苦労を乗り越えて契約できた自分の部屋は特別なものになると思います。
当記事を参考に良い部屋選びをしていただければ幸いです。