2021年は経済死が増えると思われます。
残酷ですが、少なくとも上期は今年同様に厳しくなるはず。
— 中山ゆう@元ニート米国株投資家兼ブロガー (@o_miy_a) December 12, 2020
ローンを組み際にボーナス払いをしている人が多い
職場・友人だと半数くらいはボーナス払いを選択しています。
僕の職場は毎月の給料は世間平均レベルなのですが、ボーナスが手厚く支払われているのもあって、ボーナス払いを織り込んで住宅ローンを組んでいる人が多いのです。
ボーナス払いの是非
- ボーナス払いは悪といえるのか?
- コロナによって給与減による住宅ローン支払いが困難になる
- ~2019年までのマンション相場の高騰化
そんなボーナスで住宅ローンを返済している人にとって、コロナによってボーナス減で自分の家を売らざるを得なくなる人がちらほら出てきているようです。
結婚、出産、保険、マイホーム、マイカーと、持っていて当たり前と持つことに何の疑問もなかったものが、どんどん持てなくなって来ているのかもしれません。
今回は、これからローンの支払いができなくなって市場に出てくるマイホームが増える話をしていきます。
ボーナスは賞与ではなく生活資金
ボーナスの本来の意味合いとしては、業績連動型の給料ですが、その実、会社がめちゃくちゃ売上が下がったからボーナスがゼロになることはなく、逆に売上が3倍になったからボーナスが3倍になることはまあ、ありません。
日本だと、ボーナスは定期的に若干変動がある給料となっているのがほとんじゃないでしょうか。
一部フルコミ系の営業だと完全に成績連動で給料・賞与が出る場合もありますが、極めてまれと言えます。
今回のコロナショックで、ダメージが大きい外食・観光業では、基本給が下がり、さらにボーナスまで下がっている人もおり、生活が厳しくなっています。
ボーナス払いにより毎月の支払金額を減らせる
ボーナスがなくなってボーナス払いができない!ボーナス払いは悪。と思うかもしれませんがそうでもないんですね。
ボーナス払いを年2回入れることで、毎月の返済額は下がります。
友人で6,800万円のタワマンを購入しましたが、年間40万円のボーナス払いがあるから月々の支払いが16万円で抑えられるとのことでした。
これでボーナス払いがなくなると20万を毎月支払うのはこれまた厳しいです。
一方で今回のようなコロナのような自分で防ぐことが難しい外的要因でボーナスが大幅減、もしくはゼロになった際に、ボーナス払いが厳しくなることもあるのですが・・・。
東京のマンション相場が上がりすぎた
東京23区内のマンション平均価格が6000万円オーバーです。
僕の友人が買った6800万円のタワマンも平均価格と変わらないわけです。高すぎ・・・。
僕の地元、関西で駅チカのマンションですが20年前に80平米、3LDKのを両親が購入しましたが2000万円そこそこだった記憶があります。家はこのくらいの価格ってイメージでした。
港区のような価格の高い地域から、葛飾や小岩のような比較価格が抑えられた地域もあるのでひとくくりにできないにせよ、都内のマンションを買うと投資家目線のポートフォリオとして、 不動産が大部分を占めることになります。
自分の住む家の資産価値が下がると、自分の資産が急激に下ると考えると怖すぎます。
6000万円のローンを組むと、ボーナス払いをしたとしても月の支払いは15万円くらいかかると思いますが、高収入じゃないと楽ではありません。
そりゃあ、ボーナスがなくなり、基本給が下がると家を手放すことにもなります。
2021年はローン支払い不能により中古マンションが市場に増える
特に都内、神奈川、千葉、埼玉あたりのファミリー向けマンションが市場に増えてくると思われます。
職場は丸の内などの都心にあって、それなりの広さがある2LDK~3LDKのファミリー向けマンションが流れてくると思います。
せいぜい2~3000万円の1Rや1LDKくらいのマンションだったら、本業の給料が減っても、ちょっと無理してUber eatsやアルバイトをすればローンを払えなくないですからね。
4000万円~6000万円あたりのそこそこ高いマンション、支払いがキツくなって売って住宅ローンから開放されたい人、増えるはずです。
住宅を手放してもローンは残る
一番の問題としては、持ちマンションを売ったとしてもローンを相殺しきれないことです。
新築時から3~4割価格は落ちますし、加えて売るにあたって仲介業者への手数料も引かれます。コロナ禍もあり、買い手をつけることも容易ではありません。
そう、家族の思いが詰まっている大事な大事な家を苦渋の選択をして、売ることにしてもローンは残ってしまいます。
駆け込みマイホーム購入はちょっと待った
ボーナス減、年収減になることで住宅ローンが組みづらくなると踏んで、駆け込み年内に住宅購入しようとする人がいます。
ちょっと待って下さい。
その家、本当に入りますか?
不動産屋に年収が下がるとローンできる金額の上限が下がり、家を買う選択肢が減ると煽られていませんか?
あなたやあなたの家族を守るのはあなたしかいません。
やっぱり、賃貸が最高!
なんだかんだで、家を借りているのが楽なんです。
給料が下がれば、家賃の安い家に引っ越しすればいいのです。
近隣に変な住民が来れば、引っ越し。
転勤になったら引っ越し。
大抵のことは引っ越しで対処できるのです。
持ち家だと資産になるといいますが、ローンを支払い終わって築35年の家がほしいのかと問われると自信をもって、はいとは言えません。
今回のようなコロナのような世界的なものから、業界の転換で努めている会社の売上が激減といった局地的ですが、給料が下がる、会社に入れなくなるなんてことに対して、住宅ローンは背負う荷物としては重すぎます。
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仕事で忙しくとも、住みたい部屋を探せます。
最後に
まとめ
- コロナによる給料減で住宅ローン破綻が増える
- 都内のマンション価格が高すぎる
- マンションを売ったとしてもローンが残る
2021年、中古マンション市場は最高の買い場になるかもしれません。
人の不幸を喜んではいけませんが、今まで大量に売られてきたマンションが市場に放出されるのは事実です。
新築であることにこだわりがなければ、マンションがいい値段が買える可能性があります。
市場に物件が増えると、もともと安かった物件もさらに下がる可能性も増えるので、僕としては歓迎したい状況でもあります。
今、新築マンションを購入しようとしている人は、本当に今買うべきか再検討してください。
そして、安くマンションが買いたい人は不動産サイトをこまめにチェックしましょう。
厳しい時代ですが、まずは生き残ること。そして、余裕が出たら投資をしてお金の不安を取り除いていきましょう。