2020年の最後は米国株・日本株ともに高値水準でした。
米国株メインで購入している僕としては資産拡大できた素晴らしい1年でした。
一方で、今年米国株の価値が上がったことで、僕のポートフォリオの比率が米国株に偏っています。
それをならすために、他の資産を増やしていきます。
債権・金を買う理由
- 株と全く同じ動きをしない
- 中長期で価格の大幅下落がしにくい
債権や金は安定性があり、株価が急落した局面でも資産価値が下げ幅が株価ほどではないことが多いです。
債権や金などの株以外の資産を取り入れた方がいい理由を紹介します。
コロナショック後の株価暴落、暴騰は株以外の資産の重要性を感じさせた
2020年3月、コロナショックで株価が暴落しました。
その後、少しずつ株価が上昇していき、年末には昨年の水準に近づいた株価が多くありました。
コロナで影響が多いような旅行・外食業界だと厳しい状況はありましたが概ね、実体経済以上の株価高であったことは間違いありません。
ジェットコースターのような相場を経験して、資産を株だけで保有すると暴騰した際の資産への影響が大きすぎます。
債権・金が株価暴落した際に完全に逆の値動きをするわけではないですが、債権だと株ほどの大幅下落はせず、資産の保全性からしても悪くないです。
現金ではなく債権にする理由
現金が一番リスクが低いと思われる資産だと思っています。
思われるとしている理由とはインフレした際に、持っている通貨の価値が目減りしてしまうので、全く安全な無リスク資産ということでもありません。
債権だと値動きがあるし、最悪、その債権が国や企業のもので破綻したらゼロになることだってあるのになぜ?と思うかもしれません。
債権詰め合わせパックのETFを購入すれば、多くの債権だとゼロor大幅減少するリスクはかなり減らせます。もちろん、ゼロリスクにはなりませんが、低リスクにはできます。
実際、2020年後半の株価上昇局面においても、カーブが比例して債権価格が上がることもなく緩やかな動きでした。
米国トータル債権BNDは一時期は80ドルまで下がりましたが88ドル前後まで戻しています。
その後、株価が上昇していますが価格が安定しています。
コロナショックレベルの大暴落が起きても10%しか下がっていないことを考えるとリスクが低いと思いませんか?
この安定感を見ると、今後も長期保有したいと思います。
今後の暴落でも、株価ほどの急な暴落は起きづらいので2021年、株高傾向が続くようでしたら債権の購入を増やしたいと思います。
株と逆相関する金はポートフォリオに入れるべき
現金の金ではなく、ゴールドの金は株と逆相関します。
株価が下がれば金の価格が上がり、株価が上がると金の価格が下がる傾向にあります。
2020年を終えて見ると株価が高値圏にあり、金(ゴールド)価格は株式の上昇と比較するとそこまで上がっていません。
金(ゴールド)は割安で購入できるという見方をしています。
金(ゴールド)自体が無制限にあるものではなく、物質として地球上に限りのある資産なので希少性という面でも資産価値を発揮しています。
実体経済が良くなる気配がない中で、株価のみが高値をつけている現状、何かが引き金でコロナショックほどでないにせよ、暴落することだって考えられます。
その際に、逆相関の動きをする金を一定割合ポートフォリオに入れるのは、資産を固く引き締めてくれます。
分散投資を意識しよう
資産を増やす効率だけを考えたら、S&P500やオールカントリーのインデックスファンドを全力で買い続けるべきだと思います。
株価の上昇は、他の投資商品と比べても利回りがいいですし、2020年の株価上昇で味をしめた人もいます。
2017年の仮想通貨のCMのように、今後も株をどんどん買うべきという証券会社のCMや投資家ブロガーもより一層増えるのではないかと思います。
当ブログは、米国株を買って資産を拡大させていくポジションを取っています。
なにかあった際に対応できるようにするための資産までつぎ込んで株を買うべきではないと思います。
購入している債権・金(ゴールド)の銘柄
実際に僕が購入している銘柄を紹介します。
これから債権や金をポートフォリオに入れてみようかな?と思っている人は参考にしてもらい、すでに購入している人は自分の持っている銘柄と比較してみてください。
BND - バンガード・米国トータル債券市場ETF
バンガード社が運用する米国債権の詰め合わせパックがETFがBNDです。
構成比として米国の国債といったガチガチに固めの資産の割合が半分以上、8割以上が信用格付けA以上の債権となっているので安定性抜群です。
ここ最近の配当は2%程度、下手に銀行に現金を預けるよりも債権を買った方が利回りが段違いにいいと言えます。
一方でデメリットとしてはドル建てなので通貨リスク、そして、株と逆関数で動くわけではないので今回のコロナショックでも価格が1割ほど下がっていました。
とはいえ、株価ほど急な落ち込みはないので安定していて配当も見込める優勝な投資商品の1つです。
GLDM - SPDR ゴールド・ミニシェアーズ・トラスト
長期投資に適した金投資をするためのETFがGLDMです。
金投資の人気ETFであるGLDに近い性質を持っていますが、1単元あたりの価格が安く、経費率がGLDよりも安いので長期投資するにはもってこいです。
そして、株と逆相関の値動きをするため、株価暴落場面に強く、保有している通貨がインフレした際も金に投資しておけば資産保全にもつながります。
金投資ですが株や債権と異なり、配当がありませんのでキャピタルゲイン狙いとなります。
BND同様にドル建てになるので通貨リスクがあります。
BND、GLDMともにSBI証券ですと自動積み立てすることが可能です。
下記よりSBI証券の口座を作りましょう。
最後に
まとめ
- いつからくる暴落を考えて分散投資をしよう
- 株と同じ動きをしない投資商品をポートフォリオに組み入れる
- 債権、金(ゴールド)は安定性があり、ETFでの購入がオススメ
20代前半~中盤だったら、株をひたすら買い続けるスタイルで資産形成していたと思います。
僕自身の年齢が30代半ばに突入しています。
株、仮想通貨のような高リスクな資産ばかりではなく、長く安定している債権、金(ゴールド)といった資産の割合も一定数保有すべきと思いました。
とはいえ、同世代の友人だとガンガン株を買っていくスタイルの人のほうが僕の身の回りでは多いです。
30年近く会社員生活があるので、最近の傾向だとSPYDやHDVのような高配当米国株式を2021年以降も積み立て続ける、個別の高配当米国株式を買うなど、アグレッシブに入金している印象です。
FIREを狙う、会社員の給料プラスでお金を稼いでいい暮らしがしたい等々、理由は様々ですが積極的に攻めている同世代を見るとこちらも励みになります。
しかし、僕は株の積み立て投資はしますが、株が高値水準にあると判断しているので無理に株を買いすぎず、債権や金(ゴールド)の割合を増やしていきます。
それだけ、2020年3月の暴落は精神的ダメージがあったことと、これ以上、株を保有した状態で大幅な下落を経験すると狼狽売りしてしまいかねないとも思いました。
生活安全資金である現金を持って、債権・金(ゴールド)のような株価下落局面でも強い資産を蓄えたいと思います。