「資産形成はインデックス投資だけで十分」という人がいますが、それは可処分所得が十分な一部の人だけの一人合点としか感じられないです。
私は所得がお世辞にも多いとは言えないので、あえて個別株やレバレッジドETFに手を出していますが、こうした戦略をどうお感じになりますか?
ご質問いただきましてありがとうございます。
昨今、SNSや雑誌、場合によってはテレビでもインデックス投資を薦めているのを見ます。
インデックス投資が全ての資産形成にとって正しいかどうかは疑問に感じていました。
質問者様のプロフィールを大変失礼な予想をしながら回答いたします。
(異なっていればご指摘お願いします)
- 30代
- 年収〜300万円
- 株式資産600万円
インデックス投資で資産形成が十分かどうかについて解説していきます。
定期的な給料+平均年収以上でないとインデックス投資で資産形成しづらい
インデックス投資に向いている属性として
- 定期的に収入が得られる(正社員、資格業など)
- 年収400万円以上が好ましい
反論はあると思いますが、入金力がないとインデックス投資のみで資産形成するのは難しいです。
インデックス投資は短期間で爆発的に資産を増やす投資ではありません。
時間を費やす代償としてリスクを減らす投資法です。
毎月安定的な入金力、それも入金できればできるほど良いです。
- 投資期間(短期〜長期)
- 資産形成金額(5000万円など)
これらの条件は重要ですが一旦置いておきます。
米国株やレバレッジドETFを数百万円購入している質問者様はすでに投資の知識があり、高リスクの認識があるので間違った選択ではないと思います。
安定かつ定期的な収入がない場合の投資法
質問者様は「所得がお世辞にも高くない」とおっしゃられていますが、今後、安定的な収入がないフリーランス、業務委託、派遣などの働き方が多様となります。
そのような状況でどのような投資をすべきでしょうか。
インデックス投資でよく行われている毎月決まった日に5万円、インデックスファンドを購入できるのは可処分所得がある程度必要です。
資産形成はインデックス投資のみで問題なし
とおっしゃられる方は、老後の資産形成が目的で安定して収入が平均以上にある人のみでしょう。
可処分所得が少なくとも、20年先、30年先の資産ならば個別株に投資以外にも他のアセットにも分散投資をしたほうがいいと思います。
分散投資の必要性
質問者様が購入している個別株、レバレッジETFは高リスクな投資です。
短期間で資産形成をしたいのならば、ハイリスクになりますが同様の手段を取るしかないでしょう。
もう少し未来を見て投資するのだとすれば他のアセットにも目を向けてはいかがでしょうか。
特に株価の暴落時にアセットごとに動きが異なるので、リスクコントロールに持っておくといいでしょう。
株式比率が高い投資だとすれば他のアセットを取り入れて、守りの資産運用をオススメします。
- 株式
- 債券
- コモディティ
- 外貨
- 仮想通貨
- 不動産(現物・証券)
様々な投資商品を組みあせて、分散投資をしてみてはいかがでしょうか。
最後に
まとめ
- インデックス投資は万人向けではない
- 個別株・レバレッジドETFは高リスク
- 分散投資でリスクコントロール
インデックス投資は会社員や安定的かつ平均以上の収入がある場合は資産形成の強い見方になるでしょう。
可処分所得が低くとも、1000万円ならば20〜30年かければ到達できると思われます。
短期間、もっと大きな資産をつくりたいのならばインデックス投資が適しません。
高リスクな投資商品を買う、トレードをするなどをしないと目的の投資は難しいでしょう。
↑でも述べましたが、今後、働き方は多様化します。
今、正社員で安定的でそれなりに収入を得ていたとしてもこれから先どうなるかわかりません。
インデックス投資で資産運用しながらも、他の運用にもアンテナを張る必要があります。