S&P500は2021年年初より2021年11月現在、1100ポイント値上がりしています。
コロナショック以降、金融緩和で市場にどんどん投入される資金をもとにして、膨れ上がった風船のような株価。いつ弾けるのか、不安になりながら眺めている人もいるでしょう。
このブログを読んでほしい人
- 暴落に備えた資産形成をしたい
- 株以外のアセットに疎い
- ポートフォリオに他のアセットを取り入れて厚みを持たせたい
株、仮想通貨一辺倒の投資はリスク大
というのを言いたいです。
めちゃくちゃ大きい剣だけを担いて戦争に行くようなものです。盾や防具を揃えていくのが、市場で生き残るには重要です。
レバナス1点買い、全力投資すれば株価が上がれば資産は一気に増えますからね。やりたくなる気持ちはわかります。
では、株以外で何の投資商品を買えば、今後の暴落に備えられるのか。
それは金(ゴールド)と 債券です。
今回の記事は、なぜ、金を買うべきかを紹介していきます。
暴落時には金価格は緩やかに下がる
オレンジ:GLDM(金ゴールドETF)、ブルー:VOO(S&P500インデックスETF)
金はコロナショックの暴落直前は$16.69から暴落で$14.86になっている。
一方でS&P500は暴落直前は$305.33から暴落で$210.74だ。
金は12%減に対してS&P500は44%減、暴落時に40%以上下がるアセットから金にすることで暴落したとしてもダメージが軽減されます。
債券の下落時は金以上に緩やか
株価が下がった時は債券は逆の動きをすると言われています。
このグラフを見てください。
これはBND(米国債券ETF)、コロナショックの暴落前が$87.96から暴落直後が$82.17です。
暴落が7%減、これは金よりも下落率が低いです。
債券は配当がある
↑で紹介しているBND(米国債券ETF)は年間配当利回りが1.92%(税引き前)です。
金(ゴールド)の場合は配当がなく、純粋なキャピタルゲインに期待して購入するのですが、債券は配当があります。
特にBNDの場合は毎月配当がもらえるので、仮に債券価格が7%下落しても4年、配当を貰い続ければ取り返せるわけですからね。
そんな毎月配当が手に入る米国債券を詰め合わせたETFのBNDはSBI証券から購入可能です。以下より口座開設、資料請求してみましょう。
上昇する力は株と仮想通貨が強い
じゃあ、金(ゴールド)と債券を買い続ければいいじゃないか!と考えるかもしれません。
とはいえ、株や仮想通貨のような力強く跳ね上げる力はそこまでありません。
オレンジがBND(米国債券)、ブルーがGLDM(金ETF)です。
わかりやすいのは債券です。なだらかで大きな価格の変化がありません。ゴールドは債券よりも伸びているように見えますよね。
オレンジがVOO(S&P500 ETF)、ブルーがGLDM(金ETF)です。
これを見ると株の下落幅は大きいものの、その後に力強く価格を上げているのがわかります。
見比べると、一番上下する力が弱いのが債券、なだらかで安全性の高い資産です。その次が金(ゴールド)、3枚くらい勢いが強いのが株です。
仮想通貨、ビットコインの場合は1年前と比べても3倍以上、5年前から比較すると70倍近くなっています。その時に150万円分ビットコインを買っていれば億万長者でした。
そんな夢のある仮想通貨はcoincheckから購入可能です。購入できる通貨が多くあるのでcoincheckで口座を作るのがオススメ!
ボラティリティの高い仮想通貨、株。比較的に低い金、債券の違いがわかったかと思います。
さまざまなアセットを組み合わせて自分ファンドを作る
投資の醍醐味は自分の人生に合わせて資産形成をすることです。
僕の場合は仮想通貨は3%未満、株は30%、残りは債券、金、現金です。
リスクを大きく取るとストレスを感じて、私生活に影響があるのでこういうアセットアロケーションにしています。
あと10年でFIREしたい!と考えるならリスクを上げてレバナス、個別株、仮想通貨をガンガン買うのも極端ですが方法の1つではあります。
毎月1万円の配当があると生活が楽になるんなら、高配当株を中心に、毎月1万円の配当に目処がついたら債券を買っていくなど、自分の考える生き方と連動して投資してはいかがですか?
最後に
まとめ
- 債券、金は株と比べて暴落時の下落は少ない
- 株、仮想通貨は資産を増やす攻めのアセット
- さまざまなアセットを組み合わせて自分ファンドを作ろう
2021年11月現在、株価は上昇しています。
実体経済がコロナでダメージを受けていますが、公的資金が注入されて市場にお金がたくさんある状況が株価にも反映されているのでしょう。
株価が永遠に上昇し続ければ最高です。そうなれば株だけ買えばいいのですから。
でも、いずれは暴落がやってきます。
コロナショックやリーマンショックのように、突然足元から全てが崩れ去り、資産が半分になるかもしれません。
その時に、全ての資産が暴落の影響をしっかりと受けるアセットアロケーションではなく、影響が比較的少ないアセットを組み入れて暴落したダメージを減らすのを考えましょう。