世の中に、FIRE本がたくさん出版されています。
2年前まではせいぜい2冊、3冊くらいしかなかったのに、今ではそこら中でFIREやセミリタイアに焦点当てた本が出版されています。
普通の会社員でもFIREが狙えるなんて本が売れるわけなんだから、仕事をしなくてもいいならしたくないという人がたくさんいるのがわかります。
高度経済成長期は年々給料が上がって、豊かになるんだから頑張って働こうとなったかもしれません。しかし、今はどれだけ働いても給料は上がらず、なんなら税金が増えて実質もらえるお金は減る始末。食料品、雑貨は高くなり生活コストも年々上がっていますからね。
この状況がずっと続いていて、頑張り疲れをした人が増えたんだと思います。
元ニートの僕からすると、ニートもセミリタイアも5mくらい離れて眺めたら、どっちも同じようなものです。お金を持っているかどうかぐらいですね。
この記事を読んでほしい人
- いずれはセミリタイアしたい
- 労働に価値があると思えない
- むしろニートに憧れがある
ニートとセミリタイアの違い、今後のセミリタイアがどうなっていくのか解説します。
ニートとセミリタイアの違い
金があるかないか
だけです。
もっというとセミリタイアしていて、株や不動産で毎月入ってくるお金があっても、見る人から見るとニートと呼ばれるでしょう。毎日、オフィスに通ったり、客先でコードを書いたり、トラックに乗って荷物を運んだりするわかりやすい労働をしていないとニート扱いされてしまうのですよね。
セミリタイアが受け入れられる世の中になる
FIRE本が増えている背景には、働きたくないと思っている人が多いからでしょう。
働かないで自由に何をしたもいいんならそれに越したことはないんですよ。今の職場にいるお金を稼がないと経済的にやっていけないからいるというのも多いでしょう。
それが、働かなくても食っていける状態だったら?働かないでソシャゲをしてnetflixを眺めていてもいいし、暇だから働きたくなったのなら働けばいいのです。それを自分で選択できるのがFIRE、セミリタイアの良さなんです。
今は、生きていくために働くの1択しかないからしんどいんだと思います。
セミリタイアがガンガン増えていけばニートと見分けがつかなくなって、働かない生き方が受け入れられる社会になっていくかもしれません。
セミリタイアが増えれば給料が上がる
「何言ってんだ、おめえ」と思われるかもしれませんが、ほとんどの普通の会社員がまとまったお金ができてFIREをしたなら?ただでさえ少子高齢化で労働者が減っていっているのに、すでに社会人としてそれなりのスペックがある人が抜けていくのです。供給が減ります。
2022年2月、再度まん延防止措置が出ている都道府県が多くありますが、飲食店は時給を上げて募集しても人が集まりません。人と接触が多い業種でコロナにかかるリスクもあるし、リモートでの授業が増えて首都圏では人が少なくなっていますからね。外国人留学生も同じく減っています。供給が著しく減ると時給を上げざるを得なくなります。
セミリタイアが増えると結果的に働き手の価値が上がり、給料が増えると考えると我々はセミリタイアを応援すべきなのです。
↑の著者、三菱サラリーマンのように節約して給料の大半で高配当株を買ってセミリタイアする人は増えるかもしれません。
最後に
まとめ
- ニートとセミリタイアの違いは「お金」しかない
- FIRE、セミリタイアが増える世の中になる
- 働かない生き方が受け入れられる世の中がやってくる
ニートをしていたとき、「なんで働かないといけないんだろう?」とずっと考えていました。よつばとのような終わらない夏休みを一生続けたいと夢想していましたね。
夢破れて、気づいたら会社員になって10年以上になりますが、人生の選択肢を多く持った方がいいと考えています。
何を選ぶにしてもお金がいります。そのお金があれば7割ぐらい問題が解決できるならお金を貯めちゃおーよ。そして、ニートに戻ろうよというのが当ブログの裏課題でもあります。
以前、バンコクで、真っ昼間から仕事しているのか遊んでいるのかわからない大人がたくさんいて、日本だったら職質されそうなものですが、それでもいいゆるさに憧れました。
一生懸命に働かないと、仕事ができないと生きていけない息苦しい世の中から、働かない選択を少しは受け入れられるようになるともっと生きやすくなるんじゃないかと思うのですよね。
根っからのニート気質の僕なんでニートは死ぬまでニートということです。