実家を出て、東京に上京してから10年以上経過した中山(o_miy_a)です。
父親の前立腺がんが発覚、手術をして摘出できたものの、次は胃がんが見つかり、外科的手術が負荷で抗がん剤治療をして延命していくしか方法がなくなりました。
まだ68歳と若いのに、毎年ちゃんと健康診断を受けていたのにこんなことってあるのかと頭を抱えましたが、僕よりも当人が一番つらいはずです。家族が支えていかなければなりません。
といったものの、父親はケロッとしていて覚悟が決まっているのかいないのか、普通に仕事に行って、テレビを見ながら談笑しているので、家族が悲壮になりすぎず、日々大事に生きていかないと実感しましたね。
話は本題、遺産相続です。
がんになった父親が先、10年、20年生きるのは難しいでしょう。
何年生きられるのかわかりませんが、そう遠くない未来に父の遺産相続をしなければなりません。
親が死んだ後の遺産を話すのは心苦しいですが、せっかく築いた資産をみすみす手放すのは親にとっても子にとっても本意ではないので向き合わなければならないと思い帰省しました。
この記事を読んでほしい人
- 親が高齢で遺産相続が近々起きるかもしれない
- 親にまとまった資産がある
- 遺産相続は気になるが家族と話ができていない
悲しいですが、今回は相続税について、どうやって向き合ったか紹介します。
1億円の資産
親がどれだけお金を持っているか知っていますか?
僕は全く知りませんでした。
遺産相続の話をするまで、ウチの家はお金あるの?くらいに思っていましたからね。
- 不動産 3,600万円
- 現金 5,000万円
- その他、車など
合計:1億円
ざっくりこんな感じで、意外と資産あるんだ・・・と驚きました。
持ち家のローンを返し終わっていて、父親は68歳ですが未だに会社役員をしていて年収1000万円もらっていますから。
このくらい溜まっていても不思議じゃないのでしょう。
資産がなければ、相続税が発生せずきれいにいくのですが、ちょっとした財産があると相続税が発生する場合があります。
親の資産がどれくらいあるのか、各ご家庭で調べておいたほうがいいでしょう。
日本だと、お金の話をすると汚いイメージがあってか家族間ですら年収や資産がわからない家が多いと思います。
両親が無くなってから、資産があるのか、どこの口座にあるのかわからなければ遺産相続、相当大変になります。
お金が残っていればいいですが、借金があるかもしれません。相続したら大変なことになります。
親の資産を知ることができる関係性作りが大切です。
資産を確認する重要性
親の資産がどれだけあるかご存知ですか?
大抵の人は知らないはずです。
日本だとお金の話をするのはあまり好まれませんから・・・。
子供の頃から親の年収、資産運用、資産額を知っている人はほぼいないはずです。
大人になっても子供からの関係性を引きずっているので親側から伝えてくることは稀です。
※よほど資産があって、相続の節税対策をがっちりやらないといけない場合は除きます。
メモ
どんな資産があるのか
- 株式
- 債権
- 保険
- 現金(借金を含む)
など、何か起きる前に調べておきましょう。
どうやって、遺産相続の相談をするのか
遺産相続についての勉強や相談をどのようにしたのか。
僕の場合は
- 本で勉強
- 税理士の無料相談
この2つで遺産相続について素人ながら知っていきました。
遺産相続について知る本
最初に、本で遺産相続がどのようなものか調べました。
大体のものはネットに上がっているか、本に書いていて、今や電子書籍で見れるので一瞬で情報をゲットできるいい時代ですね。
元国税 相続専門40年ベテラン税理士が教える 損しない!まるわかり!相続大全
秋山 清成
KADOKAWA
売上ランキング: 3218
↑僕が手に取ったのは「損しない!相続大全」です。
図解でわかりやすく、難しすぎる説明がないのでスッキリ読みやすいですし
元税務署の職員さんが著者なので税務調査の実態もわかりました。
相続の話をした後に、意識づけとしてわかりやすいこの本を贈りました。
巻末に遺言書を書くための終活ノートもついており、電子書籍もいいですがこの本は紙ベースで1冊はあったほうがいいと感じました。
税理士と相談
僕の場合は、入っている保険から相続で税理士と無料相談のDMが届いたのでそれで相談しました。
どのように相続する流れから現状の資産からどの程度の相続税が予測されるのかといった表面上の話が聞けました。
税理士と相談してみて、税務調査が怖いので費用がかかってもしっかりと税理士と相談して申告したほうがいいと感じました。
初回なので無料ですが以降は有料、契約をむすばなければなりませんので税理士を選ぶのもまたここで紹介したいと思います。
相続の仕方
相続税対策については別の記事でまた書きますが、僕の場合は妹と2人で資産も現金が多いのできっちり二等分なので揉める可能性は低いでしょう。
唯一、不動産は分割できないので
- 誰かに貸して家賃収入から諸経費を引いて2分割
- 物件を売って2分割
のどちらかでしょう。
親が住んでいるマンションですが地方都市の駅徒歩3分の好立地にあるファミリー向け3LDKなので売らずとも客付けできるでしょうから貸し出しているような気がしています。
そう、日本には空き不動産が多く、安易に条件がよろしくない不動産、
たとえば、駅が近くにない、田舎すぎて周りに何もない、物件自体がボロボロで住めないような家を相続してしまえば売れず、固定資産税を払う文字通り、負動産となってしまうので要注意です。
最後に
まとめ
- 相続について家族と早めに相談すべき
- 親の資産を調べておく下準備が必要
- どのように相続するか書籍、税理士と相談しておく
両親がいなくなった後のことを話すなんて不謹慎と思うかもしれません。
僕も30代になって、親も高齢になり向き合わなければならない時期かつ父親が大病をしてやっと口にできました。
- 年に数回は実家に帰っている
- コミュニケーションがしっかり取れている
これがマストです。
実家に全然帰っていない。最後に帰ったのが10年前で急に実家に寄って相続の話をしたら両親はどう思いますか?
遺産目的で実家に帰ってきたと、心配で訪れたとしても心証は良くなりませんから。こと日本だとお金に触れる繊細な話題だからこそ両親と良好な関係であることを前提に相続の話は進めてください。
そもそも、普段親の介護だの子供を見せに帰ったりしていないのに遺産が欲しいなんてそんな都合のいい話がありませんよね。
普段からの関係性作りが大事ですので、親がいる間にできる親孝行をしましょう。