僕たちの老後は誰も補償してくれません。
と政府から発表されたこと、もうこっちを頼るんじゃねーぞという意思表示ですね。
僕のようなアラサー以下の年齢層は年金だけで生活していくのは不可能と心のどこかで思っていた人は多いと思います。
でもね、心のどこかで、年金があればなんとかは生きていけるんとちゃう?くらいに思っていた人も少なくないとも思うんですよね。
毎月、給料から結構な金額の厚生年金が引かれているわけで、会社と折半なのでさらにその倍の金額は支払っているのだから、そこそこもらえると思っていた人たちに冷や水を浴びせるような政府発表でしたね。
自分の老後は自分でどうにかせよ。あとは知らん。となったのですが急に発表されたのではなくて、前段階に確定拠出年金といった老後の資産を作るようにという流れから最後にとどめを指すような発表だったのです。
金融庁の資産で老後に2000万円が必要とのことです。
不足分が1年で60万、月あたりに換算すると5万円。ざっくり30年分の不足を自分で補う計算になります。
考えうる老後に資産を貯めているとこうなる未来とを今回は書いていきたいと思います。
駅から徒歩20分、エレベーターなし5階建ての5階の賃貸アパート
不足分のお金を節約するのなら、一番大きい固定費である家賃を削らなければなりません。
駅から徒歩20分歩いて、やっとたどり着いてから5階まで階段で上がらなければなりません。
足腰がしっかりしているうちは我慢できるかもしれませんが、そのうち上り下りが億劫になって、家から出なくなり、身体が弱っていくかもしれません。
地方だと家賃は安いかもしれませんが、車移動が必須で固定費自体は上記例よりも高くなるかもしれません。
病院に行きたくても行けない
医療費の個人負担額が増えれば、病院にも行けない未来が待っているかもしれません。
歯科治療ですら、費用がかかることを恐れて通わず、最後は抜歯しなけれならないことで、ご飯をおいしく食べられなくなり生活の質が落ちるでしょう。
医療費が出せないために治療すべき病気を見過ごしてしまい、本来は助かるはずが助からないなんてことも起こっても不思議じゃありません。
30歳から65歳までに2000万円を貯めるには
当ブログを閲覧してくださったいる方は20~40代の方が多いと思いますが、少なくとも20年以上あるので現状の貯金がなくとも悲観することもないと思います。
30歳から65歳まで、35年あれば年間60万貯めればいいのです。月にすれば5万円、頑張れば貯められる金額に思えませんか?
もしも、あなたが結婚していれば共働きなら、もっと貯めることだってできると思いますしね。
では、次にどのようにお金を貯めるべきかを紹介していきます。
確定拠出年金で老後の積み立てをしよう
60歳まで引き出せないデメリットがある一方で強制的に引き出せないがために出金できず貯め続けなければならないのがメリットでもあります。
掛け金については所得税と住民税の軽減がありますので、現役時代でも税金上お得です。
また、運用益については非課税です。長期間運用するのならば株などの投資商品を検討してみてもいいかもしれません。
参考として、僕は日本株と先進国株と半々の割合で毎月積み立てています。3年前までは銀行の定期預金にポジションをとっていましたが、今は株式にシフトしています。
30年たってから引き出す際にどうなっているかはわかりませんが、運用益が出ていることを願っています。
みじめな老後を送りたくないなら、仕事のスキルを上げるべき
貯金を切り崩して生きていくのも悪くありません。むしろ無難です。
仮に貯められなくとも老後も稼ぐ手段があれば何の問題もありません。
今、仕事でしていることは30年後も続けられますか?たとえば、重い荷物をひたすら運ぶ仕事ならば70歳を超えるとかなり厳しいですし、年齢を重ねてもできる仕事、むしろ、年齢を重ねると味が出るとなおいいでしょう。
今の仕事を定年退職しても仕事として成り立つスキルを作るのも手ではないでしょうか。
貯金があると安心しますが、年々その大事な貯金が減っていくのは精神的にキツいんじゃないかと思いますし、ちょっとでもプラスになる仕事があるのとないのとではかなり違うと思います。金銭的にも精神的にも。
最後に
今から30年以上も後の老後の心配をしても何になる?という意見も重々承知しています。
歳を重ねてからの体験で受ける感覚が若い時と同じかと言われれば違うでしょうからね。
僕の友人にも独身の間は貯金せずに貯蓄ではなく体験に投資していく人を否定しません。
一方で、定年退職後に若いころのように無理がきかなくなった身体、お金がないのを理由に無理をせざるを得ない生活をするのもつらいと思うのです。
今、若いうちの経験も大事ですし、老後を健やかに過ごせる環境、どちらも大事にしていきたいです。
当ブログをご覧の方はうまくバランスをとった人生設計をして、すばらしい一生を送れることを願っております。
最後までご覧いただきまして、ありがとうございました。