出会いイベントは遠ざかり、親しい友人や趣味仲間と楽しく飲めれば、それでいい中山です。
今回ですが、下北沢で数ヶ月に一度行われている〜とはしご酒イベントに行ってきました。
ゴールデンウィーク中の開催ということと、今回のテーマは肉です。肉をつまみにして酒が飲めるとか最高のイベントやん!ということで友人と参加してきました。
そもそも、はしご酒って何でしょうか。
梯子酒(はしござけ)とは、 次々と場所を変えて酒を飲むこと。
本来は、梯子を1段ずつ登っていくように、なじみの店を1軒ずつ尋ね歩いて飲むということであった。植木等の『スーダラ節』で歌われるように、サラリーマンらが帰宅前に数軒訪れることも多い。近年では全国各地の飲食街のイベントとして「はしご酒大会」が開催されている。
英語では同様の行為を pub crawl, bar tour, bar crawl, bar-hopping などと言う。
-Wikipedia 「梯子酒」より引用
ということらしいです。
下北沢 お肉とはしご酒ではいろんなお店を楽しめるイベントと考えてよしです。
受付時間・場所
しもきたスクエア
下北沢駅中央口・東口改札でてすぐの広場
平日 17:00〜21:00
土日祝 12:00〜20:00
駅のすぐ目の前、13時ごろに行きましたがボランティアスタッフの方がすぐに声かけしてくれて、受付はすぐでした。
注意
当日券購入の場合は現金のみ、クレジットカードを使いたいならPassmarketでネットから購入しましょう。
参加費・金額
参加するにあたって、リストバンドを購入しなければなりません。
このリストバンドこそがお肉とはしご酒イベントに参加している証明となりますので、参加終了まで外さないでください。
参加費(リストバンド)は下記となります。
前売り | 当日 | |
1DAY | 500円 | 700円 |
12DAY | 1000円 | 1200円 |
1DAYを購入後、別の日にも参加したい場合はリピート割、300円で参加が可能です。
リストバンドを購入することで、お肉とはしご酒に参加しているお店で下記の特典を受けることができます。
- 席料・お通し代なし
- お得な限定メニュー
価格設定も明瞭になっています。
- 限定メニューと1ドリンク 1,400円
- ファーストドリンク 400円
出会いたいか、友人とだけ飲みたいかはリストバンドで判断
参加する当日まで知りませんでしたがリストバンドの色が2種類あります。
ピンクのリストバンドは出会いを求める方、グリーンのリストバンドは一緒の友達と過ごしたい方です。
友人が36歳で恋活中ということで、ピンクのリストバンドをつけました。
はたして、お肉とはしご酒で出会いがあるのかは今回行ったお店紹介のあとに書いていきます。
注意
このリストバンドで別の日にまた参加したくなったらリピート割できますので無くさないようにしましょう。
はしごしたお店
せっかく参加費を払ったので、できるだけ多くのお店を回りたいと意気込んだために昼の1時から参加しました。
夕方6時頃までに6店舗、ざっくり1時間に1店舗は回った計算になります。
次回、はしご酒に行く際の参考にしていただければと思います。
ARKBOX
駅から少し離れた場所、雑居ビルの3Fにあるダイニングバーでした。
入り口もわかりづらくて、このイベントがなければ見つけることもなかったような場所です。
店内はしっかりカウンターもあって、古いレコードから老舗の雰囲気です。
ローストラムですが、クセが強いので好き嫌いが分かれそうです。
テーブル席メイン、隣と近すぎず遠すぎずの良い距離感でした。
es
下北沢ビレッジヴァンガード近く、ここも雑居ビルの2Fに上がったカフェバーです。
しかし、参加店舗の多くは一見して見つけられない場所でビルの上階や地下で店内の状況が見えないので若干の不安を感じながら入ることになります。
店内でしっかり揚げられている唐揚げにデミグラスソースがかかっていて、今度いったときにメニューにあっても頼みたい一品でした。
80〜90年代のハワイの映画が流れていて、雰囲気のある空間でした。
PANES HOUSE
人通りの多い通り、目につく店舗と今回参加した中ではお肉とはしご酒イベントでない人率が一番高かったのがこのお店でした。
肉のアヒージョ、追加100円でバケットを頼みました。
バケットは偶数にしてほしかったですね。
店内ですが、MacBookAirを広げて、打ち合わせをしている20代前半の数人組のクリエイター女子、英語で会話しているグループなど意識高すぎて卒倒しそうになりました。
人気店舗のようで、僕がいた3時頃で店が満席になり入店しようとするお客さんをお断りしていて、お肉とはしご酒のような儲からなそうなメニューで長居すると申し訳ないと思い、早めに退店しました。
女子とお肉とはしご酒イベントに行くなら、この店は外せません。
ON THE WAY
今回伺った店舗の中で一番オシャレ、そして、お肉とはしご酒イベント参加者が僕たち以外にいなかった唯一のお店でありました。
ガラス張りのお店、はずかしいのとオシャレ女子たちに囲まれて男2人で乾杯しました。
他店舗と異なり、お肉とはしご酒の限定メニューやドリンクが書かれたメニュー表みたいなものはないそうで、店舗としてイベントのモチベーションは正直いって高くなさそうでした。
あ、唐揚げ自体はめちゃくちゃおいしかったです。上にかかっているトマトソースも家じゃやらない一工夫ですね。
Lani cafe&bar
出た、穴ぐら系店舗です。
地下に降ったところにあり、間接照明でデート使いによさそうなお店です。
ここまで揚げ物率が高かったので、あっさりしたローストビーフ、おいしいですね。
PANES HOUSE同様の女の子とお肉とはしご酒イベントを回るなら、入れておいた方が良いお店です。
FULLSWING
スポーツバーで、店内は海外のスポーツが流れています。
スポーツ観戦というより、出会いを求めたバー的な要素もあります。
最近できた店舗のようで内装はギラギラしていて高級感があります。
卓球とダーツができます。
ダーツは1credit100円でできますので飲みながら投げることができます。
唯一、料理のフィッシュ&チップスですがレトルトを揚げただけっぽかったので省略します。
出会いはあるのか?
あります
僕は10組以上に声をかけていますが、ゴールデンウィーク中もあり、1/3が地方から遠征してきていましたね。
中には泊まりで山梨から出てきて1人で参加していてなかなかの猛者です。
つけているリストバンドの色は男性はピンク多め、女子同士で来ている人たちは若干グリーンが多かったです。
参加している男性とも話をしましたが、積極的に声かけしている男性は1組のみ、声かけしたいけどなかなかできませんという声が多かったですね。
街コンのように出会ってなんぼというイベントじゃないので男子の出会いへの士気が低いです。競争率が低いので積極的に話しかければチャンスがあると前向きにがんばりましょう。
ただし、グリーンのリストバンドをしている女子たちはお互いの空間のみで楽しんているたので声かけするのは無理筋です。やめておくのが無難です。
こんな方におすすめ
- 20〜30代中盤
- 積極的に自分から声を掛けるメンタルがある
- おいしいご飯が食べたい
- できれば2人組
出会い目的かつおいしいご飯が食べたいなら、ちょうどいいイベントじゃないでしょうか。
街コンで冷えたフライドポテトを7,000円払って食べさせられることと比べたら天国です。
女の子は友達と2人参加しているのが多かったので、男側も同数がいいと思います。1人だと警戒されがちなので入り口でシャットアウトされることもありますから。
飲み友スタンプラリーが優秀
声かけの仕方として、I LOVE 下北沢アプリが必須です。
アプリないに飲み友スタンプラリーというのがありまして、このスタンプ個数ごとにプレゼントに応募可能です。
- 入店したお店のQRコードを読み込めば1ポイント
- 参加者と交換すればお互いに1ポイントずつ
- 3ポイントごとに1つプレゼントに応募可
- 2ポイント以上で会場受付でチオビタドリンクがもらえる
- 最大20ポイントまで
プレゼント応募ですが、当たる確率高いとのことです。リピーターの参加者から聞きました。参加のたびに当たっているということから、そもそも応募している人が少ないのではないかと聞きました。
ナンパ用語でいうオープナー、最初の声かけが「このイベントのアプリ入れてますか?」でいいんです。
このアプリですが動作があまりよくなくてQRコードを出すのにも読み取るのにもその画面に行くのに時間がかかったり、操作方法がわからなくなることが多いです。
QRコードを出すのに手間取っている最中にトークできます。
お肉とはしご酒イベントでどんなお店が良かったか、下北沢にはよく来るのかなど共通する話題は多いので話が弾みやすいです。
アプリを入れていないケースも多いです。その場合は上記の通りプレゼントに当たる確率が高いことと友人と合わせて3人分で応募できるから入れてみたら?と伝えましょう。
ここで断られるなら脈なしなので、さっさと次の店舗に行ったほうがいいです。時間がもったいないので。
問題点
問題点というと大げさかもしれませんが、これ、ちょっとどうなん?というところが多くありました。
有志でやっているイベントだと思うので酷かもしれませんが、問題がありそうなポイントをまとめてみました。
金額が高い
1品料理にドリンクで1,000円、5店舗回れば5,000円です。
普通に飲み会に行くよりも高くなりますし、1品料理のボリュームがないのでこのイベントのあとに餃子の王将でご飯を食べました。
一般男性なら5店舗回ってもお腹がいっぱいにならない量でした。
このイベントに参加している層の多くは20〜30代の若者です。大学生や社会人になりたてという人も多かったですから飲み会に使えるお金もそんなにないかと思います。
売れていない店舗なのに次回来店への営業不足
こういう言い方をするのも大変失礼ですが、人気のスープカレー屋さんたちはこのイベントに参加していません。人気があるとはいえない店舗がほとんどです。
PANES HOUSE、Lani cafe&barは満席で賑わっていましたが他はそうではありません。イベント時でも空席が目立ちました。
席料なしで価格が安いので、このイベントで店を知ってもらう名刺代わり、また来てくださいというものだと思っていたのですが、特に次回来て欲しいというように感じる店舗が少なかったです。
イベントで来た人にクーポンでも配ってしまえばいいのにと思ったのですが、イベント主催サイド的にNGなのでしょうか?
また次もイベント以外で遊びにきてくださいと言われたのはFULL SWINGだけでした。もったいないなと思いました。
シモキタコインのアピールが見えない
使える店、あったのですか?
会計時にシモキタコインを使いますか?と言われたことが一度もなかったので結果、チャージすることも支払いをすることもありませんでした。
シモキタコインを使えば20%後ほどキャッシュバックがあるそうです。
小田急線電車内の広告が前時代的
小田急線沿線なのでしょうがないのかもしれませんが必要か?と思います。
広告を出すのに意味がないとはいいませんが、集客に対してかかる費用が大きくてコスパが悪いです。
そもそも、下北沢という土地柄集客しやすいのとSNSだけで十分だと思いますがどうでしょうか。
リピーターが少ない
10組以上と話しましたが、リピーターが1組だけでした。
1度、イベントに参加すればもう満足となるのか次に参加する動機を持ちにくいのかもしれませんね。
もっと楽しくなるにはどうすればいいのか
60店舗以上の参加店舗を作ったことはすごいことだと思いますし、ボランティアスタッフでの運営も簡単だったとは思えません。本当にがんばっていらっしゃると思います。もうちょっとこうしたらいいんじゃないかと感じたところを書いていきます。
シモキタコインでの支払いを入店時に言うと1品サービス
シモキタコインを使っている人を見たことがありませんし、お店側もシモキタコインを推す感がゼロでした。
シモキタコインを使うメリットが薄いです。
シモキタコインは20%キャッシュバックですが、2019年ゴールデンウィーク中はiD決済で50%オフ、多くの店舗で使えるPayPayでも同様の20%キャッシュバックと他の通貨のメリットが大きすぎます。
それならば、入店時にシモキタコイン使用を伝えた場合は唐揚げにマジックスパイスの追加、ハイボールにレモン追加のような利用する人がちょっと得する小さめの1品追加はどうでしょうか?
これなら、店側の負担も小さいですし、ちょっとでいいんです。ちょっとのプラスが利用者にとってはうれしいです。
QRコード交換広場を作る
I love 下北沢アプリ内の飲み友スタンプラリーを20個集めるのが至難の技です。
どうせプレゼントするんなら多くの人からの応募があったほうが盛り上がると思います。
受付前でもどこでもいいですが、QRコード交換広場を作って、そこにいる人同士で交換してもらうのはどうでしょうか。
参加者同士が話すキッカケになります。おいしいお店や面白いメニューがあるお店などの情報交換もできます。
旗1つでQRコード広場作れるんでコストがかかりません。
出会いができるお店マークを作る
店のテーブル配置上、声かけできる店舗なのかどうかわかりません。
特に雑居ビル内や地下にある店舗だと店の中を見ることができませんので出たとこ勝負となります。
隣り合わせのテーブル席なら声かけできますが、しっかりと仕切りのあるボックス席だとなかなか動けませんし、不自然です。
出会い推奨店舗を地図に書いてしまえば、交流したい人が集まりやすいのではないでしょうか。
これもコストがほとんどかからず盛り上がります。
ビールをやめて、ファーストドリンク250円にする
上記で書いた通り、1フード1ドリンク1,000円は安くありません。
原価の高いドリンク、生ビールを出すと400円でもわりに合わないでしょう。
サワー、ハイボール、ソフトドリンクだけにして250円にすれば、もっと参加者ははしごするんじゃないかと思います。
店側にとっては儲からないイベント、知ってもらうためと割り切ってはいかがでしょうか。
値下げになるのでこれが一番難しいかと思います。
最後に
出会いあり、おいしいご飯ありと楽しめるお肉とはしご酒はオススメです。
街コンのように出会いたい人ばかりではなく、ライバルが少ない落ち着いた雰囲気もありますので出会いを求めていて、ゴリゴリ話しかけられるのならLINE交換までは難しくありません。
出会いを求める男女ともにオススメのイベントです。
今後も下北沢で〇〇とはしご酒は行われるかと思いますので、ぜひ参加してみてはいかがでしょうか。